母校、愛媛県立三崎高等学校が分校化の危機。
何とかならないか。手探り状態。
そんな中、三崎高校の先生方を中心に、多くの方々の力により様々なことが行われていった。
今、三崎高校の入学生は50人を超え、V字復活。
まるでドラマのよう。
その始まりの1つ。三崎公営塾のニュース。
母校、愛媛県立三崎高等学校が分校化の危機。
何とかならないか。手探り状態。
そんな中、三崎高校の先生方を中心に、多くの方々の力により様々なことが行われていった。
今、三崎高校の入学生は50人を超え、V字復活。
まるでドラマのよう。
その始まりの1つ。三崎公営塾のニュース。
1月19日(水)。
54回目の誕生日。
いつものように母家の両親にお礼を伝える。
そして仏壇のご先祖様にも。
わが家では、妻が手料理をふるまってくれ、息子と3人でいただいた。
何気ない、でも、いつもとはちょっと違った一日。
SNSでも多くの方からお祝いメッセージをいただいた。
感謝がわき起こる誕生日。
師走、さらに年末ということでバタバタしている。
そんな中、今朝12月23日の5時30分、携帯に1通のメッセージが入った。
大学時代の先輩からの感激のメッセージ。
「 今日は結婚記念日 おめでとうございます
今日くらいは早めに帰って、奥様孝行 がんばってね 伊原 」
伊原さんは、当時から面倒見がよく、誰に対しても明るく接することのできる先輩だった。
あれから33年が過ぎ、こうして今でも。
すばらしい方だ。
少しでも見習い、伊原さんのような生き方がしたい。
人に喜びを届けられるような。
このメッセージのおかげで、落ち着いた、温かい1日になりそうだ。
岬人(はなんちゅう)
今日、ある方の家へお招きされている。
さて、何を手土産に持って行こうかと考えた。
こんなときは、決まってあるものを贈るようにしている。
大切な人への贈り物「ニノズコンフィチュール」。
ちょうど良い大きさの、オレンジ色の手さげ。
ワクワク感が増す色合い。
中には、4つの小瓶に入ったコンフィチュール。
コンフィチュールとは、フランス語でジャムのこと。
旬の果物に他の素材やスパイス、リキュールを加え、味に深みを持たせている。
このコンフィチュールが絶品なのだ!
「ザ・ワールド・オリジナル・マーマレードアワード」という英国で毎年行われる
世界最大のマーマレードイベントにおいて2018年から最高賞等を受賞し続けている。
中でもダブルゴールド受賞(最高金賞)の「ゆず&生姜」が絶品。
これらを作られている方が、伊方町三机出身の二宮さん姉妹。
様々な経験とふるさと愛に満ちた、とてもすてきなお二人。
☆ 4つのこだわり
1 愛媛産の柑橘を中心に使用
旬の新鮮な柑橘を皮ごと贅沢に使っている。
2 保存料、着色料、添加物不使用
主に愛媛産の柑橘、愛媛産のレモン、グラニュー糖のみ。
3 すべて手作り
地元愛媛で、時間をかけて丁寧に作っている。
愛媛の南予地方の温暖な気候と潮風の中で収穫された柑橘を、
新鮮なまま火を通し、生の果物にない美味しさを引き出している。
4 特注の銅鍋
新潟県指定無形文化財鎚器銅器で有名な「玉川堂」に作っていただいた銅鍋。
発色良く仕上がる。
お二人は、ふるさとを思う「すき」な気持ちに
「て」を加えられ、「すてき」なもの作り、ふるさと創りをされている。
今日のこんな贈り物。
きっと喜んでもらえるだろう。
岬人(はなんちゅう)
12月11日(土)、恒例の二名津イルミネーション点灯式があった。
増田会長を中心に地域をこよなく愛する人たちによって、毎年開催されている。
喜久家ボランティアのさおりちゃんとあいりちゃんを誘って参加した。
入るとすぐの場所で、地域おこし協力隊の伊勢さん夫婦が、豚汁ならぬジビエ(猪)汁をふるまってくれた。
おいしい! さおりちゃんとあいりちゃんは、後でおかわりするするほどだった。
前では、三崎高校吹奏楽部の演奏と有志によるパフォーマンスが会場を沸かせていた。
その後、小学生たちのかわいいダンス。
あまりのかわいさに、サンタクロースがプレゼントを持って登場。
その後、橋田さんによるクリスマスボア争奪クイズ。
全て二名津地域に関するマニアックなしかもためになるクイズ。お年寄りも参加。
ちなみにクリスマスボアとは、伊勢さん考案の猪の骨付き肉のこと。
これがまた絶品!大好評!
最後は、増田さんの語りとギターの弾き語り。
いつもながら、心に染みわたる。
動かずに立っていたら、寒くなってきた。
焼き芋とコーヒーを注文。
平礒から毎年応援にかけつけている幸徳君と息子武蔵がついでくれた。
地域を担うたのもしい若者だ。
こうして、手作り感満載のイベントは終了した。
人の手が加わると温かい。
年末年始の寒空、道行く人たちをこのイルミネーションが温かく迎えてくれることだろう。
今年も校舎内を飾ってくれたのは、平礒の広君。
彼のセンスには、脱帽!
今夜、イルミネーションよりも輝いていたのは、このイベントを準備・盛り上げてくれた人たちだった。
佐田岬の小さなまちのきれいな輝き!
岬人(はなんちゅう)
高千穂郷・椎葉山地域(宮崎県高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、諸塚村、椎葉村)は2015年に世界農業遺産に認定されました。
世代を超えて受け継がれてきた農林業システムと伝統文化、そして、この厳しい中山間地域においてそれらを受け継いできた人と人とのつながりが世界に評価されました。
高千穂郷・椎葉山地域に住む私達にとっては日々の「当たり前」の暮らしが世界に認められています。
しかし、そのような明るいニュースがある一方で、本地域において人口減少や少子高齢化に伴い、農家の後継者や農地の維持管理などが課題となってきているのも現実です。
農業以外の分野でも学校の統廃合や地域コミュニティの維持も大きな課題となってきています。
私たちが住む環境は日々変化しています。
世界農業遺産に認められた資源を未来につなげるためには、農林業や伝統文化も含め、役所、会社、団体、そして人々の暮らしやつながりなど、あらゆるものも変化していかねばなりません。
しかしその資源を受け継いでいくうえでは、絶対に変化してはいけないものもあります。
この動画は、世界農業遺産に認定された高千穂郷・椎葉山地域について、ひとりひとりが今の現状に目を向け、未来について考えるきっかけにしたいという想いで制作しました。
制作:総合地球環境学研究所 制作協力:NHKエデュケーショナル
阿部健一さんからお勧めされたこの映像。
どこか今までのものとは何かが違う。
地域外へではなく、地域に暮らす人たちへ向けてのメッセージだからだ。
グッときた。
心の奥底に広がっていく感じ。
※画像をクリック
世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山地域 ショートドキュメンタリームービー
高千穂郷・椎葉山地域(宮崎県高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、諸塚村、椎葉村)は2015年に世界農業遺産に認定されました。 世代を超えて受け継...
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いま、ひとりひとりが考えるときです。
変えなければならいものは何か、
そして、変えてはいけないものは何か。
平成28年から滋賀県が地域の皆さんと一緒に取組を進めてきた「日本農業遺産」に認定され、同時に「世界農業遺産」への申請が決定!
テレビ滋賀プラスワンでは、世界農業遺産への認定を目指す滋賀県特有の“琵琶湖システム”について紹介。2019年3月30日放送。
※画像をクリック
テレビ滋賀プラスワン 「世界に誇る“琵琶湖システム”」~世界農業遺産に!(2019年3月30日(土)放送)
平成28年から滋賀県が地域の皆さんと一緒に取組を進めてきた「日本農業遺産」に認定され、同時に「世界農業遺産」への申請が決定しました! ...
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「愛媛県南予地方の柑橘農業システム」も世界農業遺産への認定を目指している。
農業には夢がある。
持続可能な農業とは。
安心・安全な農業とは。
人への安全性は高いとされ、広く使われている ネオニコチノイド系の殺虫剤。
ところが、ヒトにも影響を与える可能性があるという懸念が 最新の研究などから浮かびあがっています。
現場を取材しました。 (報道特集 2021年11月6日放送)
※画像をクリック
ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】
人への安全性は高いとされ、広く使われている ネオニコチノイド系の殺虫剤。 ところが、ヒトにも影響を与える可能性があるという懸念が 最新の研究...
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ネオニコチノイド系農薬をやめた佐渡。
佐渡には、トキが舞い降りる。
日本で初めて世界農業遺産となった。
12月4日(土)、第14回地域教育実践交流集会がオンラインで開催された。
副代表ということで、閉会挨拶の大役が回って来た。
さて、どんな話をしたらよいものか。
今回のテーマは、Well-being(ウェルビーイング)。
Well-being(ウェルビーイング)とは、「幸福」のことで、心身と社会的な健康を意味する。
満足した生活を送れている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉。
瞬間的な幸せを表す英語Happinessとは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェル・ビーイングだ。
15ある分散会、そして全体シンポジウムでも「地域教育とウェル・ビーイング」について様々な切り口で考えていった。
途中、閉会挨拶のことを意識しながら、参加していた。
そうして思いついたのが、「高校と地域のつながり」からウェル・ビーイングについて話そうと考えた。
以下のような話だった。
『みなさんがイメージするウェル・ビーイング(幸福)は何色ですか?
黄色やオレンジ色をイメージする人は多いのではないでしょうか。
私が暮らす愛媛県伊方町は、本格的な冬に近づいていますが、山々は柑橘の鮮やかなオレンジ色に彩られ、実りの季節を迎えています。
本日の交流集会も実り多いものになったのではないでしょうか。
今回のテーマは、Well-being(ウェルビーイング)ということで、高校と地域とのつながりについてお話したいと思います。
現在、愛媛県の多くの高校は分校化の危機にあります。
分校が何年か続き、入学者が少ない場合、廃校となってしまいます。
地域から高校がなくなる!
これは、地域にとって大変なことです。
地域の衰退は一気に進むことになるでしょう。
そこでそんな危機にある高校は、魅力化に取り組んでいますが、共通する取組は、地域との連携・協働です。
そのことがお互いにとってのWell-being(ウェルビーイング)につながるからです。
そんな中から地元にある愛媛県立三崎高等学校について紹介します。
10年ほど前から入学定員の半分に満たない年が出始め、分校化の危機がささやかれ始めました。
そしてついに崖っぷちの状況に陥ってしまいました。
その間も地域との連携・協働の取組は続いていきます。
モデルのローラを感動させた裂織り、全国こんなものあるんだ大賞を受賞したみっちゃん大福、マーマレード世界大会アマチュア部門での最高賞受賞、
地元の海から塩を作りスイーツに利用したカフェなど。
2年前からは全国募集も始まり、何と分校化の危機を乗り越え、現在はV字回復している状況です。
地域づくりのカギを握るのは、「若者・よそ者・ばか者」と言われます。
様々な所から集まった高校生たちがまさに大活躍しているのです。
最近の特徴的な取組を2つ紹介します。
1つは、みかんアルバイトです。
地域の柑橘農家は収穫時期を迎え、人手不足で困っています。
そこへ高校生たちがアルバイトとして手伝い、地域課題の解決に一役かっています。
これは高校生たちにとっても、農家にとってもWinWinとなっています。
2つ目は、秋祭りの出し物についてです。
昨年・今年とコロナ禍により秋祭りは中止されました。
そこで、地元の高校生をリーダーとして、一緒になって秋祭りの出し物を練習し文化祭で披露したのです。
唐獅子、五つ鹿踊り、浦安の舞を見事に踊りました。
会場からは、感動の声が上がり、「来年はうちの地区に来て、踊ってほしい」などの希望も出ました。
これらの取組は、誰一人取り残さない、持続的な幸せであるWell-being(ウェルビーイング)へとつながるものです。
最後にお知らせがあります。
現在、愛媛県南予地方の柑橘システムは日本農業遺産に認定されています。
それを今年度から世界農業遺産の認定を目指し、ネットワークづくりや取組が進んでいます。
学校、大学、行政、企業、農家、地域などが連携し、
農業、生物多様性、まちづくり、起業、環境、教育など、いろんな立場・視点から農業遺産をほりさげて、未来へつなげていきます。
本日の「かかわりをチカラに、つながりをカタチに」し、
来年は是非みなさまとお会いできることを楽しみにしています。
本日は大変ありがとうございました。』
岬人(はなんちゅう)
Well-being(ウェル・ビーイング)って何色?
Well-being(ウェルビーイング)とは、「幸福」のことで、心身と社会的な健康を意味する。
満足した生活を送れている状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉。
瞬間的な幸せを表す英語Happinessとは異なり、「持続的な」幸せを意味するのがウェル・ビーイングだ。
今日、長崎鼻のみかん山に摘果と秋芽摘みの手伝いに行った。
天気も良く、見事な景色が広がっていた。
ウェル・ビーイングって何色のイメージだろうか。
山の緑?
海の青?
それともやはりみかんのオレンジ色?
ひと休みする母。
幸せそうなひと時。
もちろん私も。
ウェル・ビーイングって身近なところにあると感じる。
岬人(はなんちゅう)
八幡浜市から豊後水道に突き出た約四〇㎞の、日本一細長いといわれる半島の名前は、当然「佐田岬半島」である。この名称は現在では定着しているが、昭和四〇年代までは、正式名称を「佐田岬半島」とするか「三崎半島」とするかで、役所や研究者の間で様々な議論があった。当時、愛媛県庁では企画部がこの半島の総合開発計画を立案していたが、計画書に出てくる半島名は「三崎半島」だった。県では、戦前から慣習として「三崎半島」を使用していたそうである。地元では「佐田岬半島」を用いることが多かったようだが、昭和四〇年の三崎町の町勢要覧をみると両方が記されており、その用法が混乱していたことがわかる。国土地理院作成の地図には「佐田岬半島」とあり、結局はこれに統一されていったという経緯があるbr> さて、「佐田岬半島」は、全国で唯一、岬の名前をつけた半島名として珍しいものである。岬と半島は同様の意味なので、それを重ねることは稀なのだろう。それだけでなく、「佐田(サダ)」についても語源を調べてみると、佐田浦(現三崎町)から来ているものだが、柳田国男『石神問答』によると、もともとは岬を意味する言葉であると紹介されている(註1)。全国の岬の名称を見ても、鹿児島県佐多町に佐多岬という類似した名の岬があり、また、高知県の足摺岬についても、平安時代末期の史料に「蹉●御崎」とあり(註2)、古くは「サダミサキ」と呼ばれていたことがわかっている。
つまり、「佐田岬半島」の「佐田」も「岬」も「半島」も、もともとは細長く海に突き出た地形をあらわす同じ意味の言葉であり、それが三重に重なっているのである。歴史と共に言葉が変わり、同じ意味の言葉が重なっていく。「佐田岬半島」の名称は、地名の変遷を重層的に体現していて面白い。
なお、佐田岬に関しては、宝暦十三(一七六三)年に細田周英が描いた四国遍路の絵図である「四国 礼絵図」に「佐田ノ岬」とあり、江戸時代は「サダノミサキ」と呼ばれていたO崎町三崎の明治四〇年代生まれの老人に聞くと、戦前には「サダノミサキ」という呼称も残っていたらしい。
「サダミサキハントウ」という呼び方は案外新しいものなのである。
註1 『定本柳田国男集』十二巻 筑摩書房刊
註2 『平安遺文』古文書編第七 三一八四
1999年10月21日掲載