喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

H30年度「笑顔でつなぐ、学校・家庭・地域の集い」 ~税所篤快さんを迎えて~

2018-08-26 | 教育
 お盆前の8月11日(土)の午後。
わが家から砥部町(県生涯学習センター)まで車を運転して2時間30分。
そこまでして参加したい集いがあった。

 「笑顔でつなぐ、学校・家庭・地域の集い」
 今のような不透明な社会だからこそ、学校・家庭・地域が連携して、
それぞれがもっている教育力を高めていくことが大切。
 
 大会テーマは、「社会総がかりで、愛媛の子どもたちを健やかに育てよう」
 このようなことは、私が暮らす田舎ではまだまだ当たり前に残っている雰囲気。
地域の人たちみんなで子どもを見まもり、育てていく。
私の息子や娘たちもそんなふるさとが大好き。



 今年の集いには、知り合いの税所篤快さんの講演があったので、なおさら参加したかった。



 いよいよ税所篤快さんの講演が始まった。


 税所さんは、知る人ぞ知るとてもすごい活動をされている。
世界最貧国の一つであるバングラデシュの教育力を高めるためのシステムを創られた。
 貧しい国に共通していることだが、圧倒的に教師の数が少ない。
学ぶことよりも、まずは生きることが優先されるから。

 そんな教師のすくなさをカバーするために、
一流講師の授業を録画して、それを使って学ぶしくみを創った。
 いわゆる林修さんで有名な東進衛星予備校の方法。

 その取組が評価され、アメリカの雑誌フォーブスで、
アジアを代表する若者「 30 Under 30」に選ばれた人だ。
 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュで起こした奇跡。




 ところが税所さんは英語が苦手だった。


 どうやら本当のグローバル人材というのは、英語や多言語を流ちょうにしゃべることができることではないようだ。
英語は、便利な伝達手段に他ならない。
 大切なものは、他にある。
その人の人間味、共生力、前向きさ、創造力等。
それを幼い頃から養っていくことが大切。


 会場からの質問に、会場を歩き回って答えられた。


 
 講演が終わり、愛媛県PTA連合会会長の行天さんがジョークを交えてお礼を述べられた。
いつもと変わらない人を惹きつける魅力はすごい。


 その後、会場の外で税所さんと再会の握手とあいさつをし、
原点ともいうべき著書を購入した。
「前へ! 前へ! 前へ!」


 記念にサインも



 会場では、思わぬ感動的な他の再会もあった。
「あのー、浅野さんですよね。」
と背後からの声。
 ふり返ると若い女性。
 大学生に成長していたのでわからなかったが、私がお世話になっている先輩の娘さんだった。
彼女が幼い頃は、家族みんなで集まり、遊んであげた子だ。
息子と同じ年齢でもある。

 今、愛媛大学3回生。
国際貢献に関心があり、ぜひ税所さんの活動を知りたいと思い、バスを乗り継ぎ参加したとのこと。
 それならばぜひ税所さんと出会えばよいと思い、紹介した。
名刺もいただいたようなので、この後どう広がっていくのかが楽しみだ。


 人生、Do it. Do it. Go Ahead.
そんな子ども・若者たちをみんなで育てていきたい。

      
           岬人(はなんちゅう) 

 

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