喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

平礒の盆踊りの準備

2018-08-14 | ふるさと
 平礒の盆踊りは、先祖供養の色が多く残っている。
 私が幼い頃は、14日・15日と2日間にわたり行われていたが、
今は14日のみ行われている。
 それでも先祖供養という意味で、なくなってはいないのだ。

 準備は、消防団員が行う。
今年は、息子も含め20代から30代の若者が5人もいるので、若者たちに任せている。

 それでも普段、地域のために何もできていないので、
7時から始まる準備に出かけた。


 大がかりな準備はないが、掃除をし提灯をつる。


 私は道の掃除をした。


 この石垣は、どれくらい昔から作られたのだろうか。
先人たちの信仰心、思いを想像しながら掃いていく。


 金兄ちゃんがやって来た。
 大昔、平礒に隠れ住んでいた平家の一門が、源氏の追っ手により生き埋めにされたとされている。
その平家たちを供養している供養塔の掃除のため。


 鏡がたくさん置かれている。
生目様を祀っているのだろうか。


 歴史の表舞台には出てこない、小さな小さな郷の物語。
でもそこにはまちがいなく、先人たちが生きた証が引き継がれ、残っている。



 黙々と掃除していると、ツクツクボウシの蝉の声が耳についた。
この夏、初めて蝉の声を意識して聞いた。
こんなゆったりとした時間が流れている。


                  岬人(はなんちゅう)



イル・ベヴィトーレで未来を語る ~嵐を呼ぶ男を交えて~

2018-08-06 | 地域づくり
 8月5日(日)。
恩師、藤原先生からお誘いを受けて、松山に向かう。

 行き先は、イタリアンレストラン「イル・ベヴィトーレ」。

 意味は、酔っ払いとか呑み助という意味なので、
夜イタリアンワインを片手にワイワイ飲んで騒ぎましょうというのがお店のコンセプト。
 外観は、「草のからまる‥」



 オーナーは、八幡浜市の方らしい。
したがって、八幡浜市のおしい魚介類がイタリア料理に盛り込まれている。
 シラスを使ったもの。


 サバ


 パスタ


 絶品の愛媛県産の肉料理


 
 おいしい料理とお酒を呑みながら、
地方の田舎の明るい未来について語る。

 キーマンは、「嵐を呼ぶ男」こと藤岡慎二さん。


 実におもしろい未来指向の話。
ポイントは、
① 地方の田舎には、学びの環境が盛りだくさん。
② アジアの国々は、日本を憧れと希望の思いでみている。

 したがってアジアから、地元中学・三崎高校への進学は、可能だろうか?

 わくわくする時間だった。
佐田岬半島、これからますますおもしろくなる予感。


              岬人(はなんちゅう)


 

 

 

佐田岬の産業遺跡 ~高浦鉱山跡と三崎精錬所跡~

2018-08-05 | 佐田岬の風景
 7月24日(火)、午後1時。
佐田岬の産業遺跡巡りをした。

 まずは、高浦鉱山跡。
鉱山への入り口はふさがれている。


 高浦集落のおもしろいもの。







 続いて井野浦にある三崎精錬所跡。
今は、木々が茂っている。








 海岸へ出てみた。
青がきれい。




 からみレンガ
「BIZEN」 備前焼だろう


 汗がしたたるような暑さだったが、
ふるさと佐田岬の歴史を感じるような時間だった。

           岬人(はなんちゅう)