平礒の盆踊りは、先祖供養の色が多く残っている。
私が幼い頃は、14日・15日と2日間にわたり行われていたが、
今は14日のみ行われている。
それでも先祖供養という意味で、なくなってはいないのだ。
準備は、消防団員が行う。
今年は、息子も含め20代から30代の若者が5人もいるので、若者たちに任せている。
それでも普段、地域のために何もできていないので、
7時から始まる準備に出かけた。
大がかりな準備はないが、掃除をし提灯をつる。

私は道の掃除をした。

この石垣は、どれくらい昔から作られたのだろうか。
先人たちの信仰心、思いを想像しながら掃いていく。

金兄ちゃんがやって来た。
大昔、平礒に隠れ住んでいた平家の一門が、源氏の追っ手により生き埋めにされたとされている。
その平家たちを供養している供養塔の掃除のため。

鏡がたくさん置かれている。
生目様を祀っているのだろうか。

歴史の表舞台には出てこない、小さな小さな郷の物語。
でもそこにはまちがいなく、先人たちが生きた証が引き継がれ、残っている。
黙々と掃除していると、ツクツクボウシの蝉の声が耳についた。
この夏、初めて蝉の声を意識して聞いた。
こんなゆったりとした時間が流れている。
岬人(はなんちゅう)
私が幼い頃は、14日・15日と2日間にわたり行われていたが、
今は14日のみ行われている。
それでも先祖供養という意味で、なくなってはいないのだ。
準備は、消防団員が行う。
今年は、息子も含め20代から30代の若者が5人もいるので、若者たちに任せている。
それでも普段、地域のために何もできていないので、
7時から始まる準備に出かけた。
大がかりな準備はないが、掃除をし提灯をつる。

私は道の掃除をした。

この石垣は、どれくらい昔から作られたのだろうか。
先人たちの信仰心、思いを想像しながら掃いていく。

金兄ちゃんがやって来た。
大昔、平礒に隠れ住んでいた平家の一門が、源氏の追っ手により生き埋めにされたとされている。
その平家たちを供養している供養塔の掃除のため。

鏡がたくさん置かれている。
生目様を祀っているのだろうか。

歴史の表舞台には出てこない、小さな小さな郷の物語。
でもそこにはまちがいなく、先人たちが生きた証が引き継がれ、残っている。
黙々と掃除していると、ツクツクボウシの蝉の声が耳についた。
この夏、初めて蝉の声を意識して聞いた。
こんなゆったりとした時間が流れている。
岬人(はなんちゅう)