「専門外の社会的問題も考えなければいい科学者になれない。僕たちはそう学んできた」
これは、先日ノーベル物理学賞を受賞された日本人3名のうちのおひとり、益川教授の言葉。
専門知識に優れるのはもちろん、バランス感覚が優れている人にしかいいアイデアは生まれ
ない、ということをこちらは“非科学的”ではあるけれど見事に証明されたように思う。
それに加え、コミュニケーション能力の素晴らしさ。
「(大先輩である)南部先生が受賞されたことが何よりも嬉しい」と言っておられたのを聞いて、
この人は何と謙虚で人に対する感謝の念を大切にしてる人なんだろう、と感心した。
視野を広く持ち、先人への感謝を忘れない。さらに後進を育て、必要な時に道を譲ることまで
考えておられる。こういう人こそ「先生」「師匠」と呼ばれるにふさわしい。
なんや選挙の時にだけ都合のええこと言うて、議員になったら無駄遣いばっかり、という人も
先生と呼ばれるみたいやけど、そらどう考えてもオカシイよな。
近くに先生や師匠と呼べる人がいればそれは何より。でもいなくてもいつも世の中に目を向け
ていれば自分のお手本になる人はいくらでもいるということを今回の受賞は教えてくれた。
ノーベル賞おめでとう!だけではもったいないと思うのだ。