我が阪神タイガースが世にも屈辱的な大逆転をされて優勝を逃してから、
数週間が経った。逆転優勝が決まってから3~4日は新聞のスポーツ欄は
もちろん、テレビもスポーツニュースになったら見ない、という日が続いて
たんやけど、最近やっと落ち着いてきた。
すると考えを巡らせるのは、来期のこと。でも、来年こそは、と思う反面、
今年優勝したどっかのチームのように、金にモノを言わせて補強しまくり、
誰が監督をしても優勝―というか、他の人が監督なら(たとえば落合)もっ
と早くに優勝を決めていたやろう―するようなチームになってまで、優勝
して欲しいとは思わない。やっぱりコツコツと人を育て、「金では勝てんの
や」ということを示すことこそ、我が阪神の生きる道のような気がするな。
そこでいつも思うのが広島のこと。このチームはなんたって市民球団。
ホントに金がない中、大した補強もままならず、コツコツの自軍の選手を
育て今年はもう少しでAクラス、というところまできた。
ファンもそんな球団を心から愛し、阪神ファンも尊敬するほど、熱く、礼儀
正しい応援をする。
なんか、いいよなぁ、こういう球団って。阪神はそんな球団から金本、新井
と立て続けに生え抜きの主砲をもらってここまで強くなった訳で、俺達は
広島球団・ファンに足を向けて寝ることはできない。
とにかく、「金で優勝を買う」チームがある限り、どんどん野球はつまらなく
なっていくことは間違いない。
来期は、広島をリスペクトしつつ、生え抜き選手で戦う阪神の優勝を願う、
というややこしい年になりそうであります。