僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

A案だかB案だか知らんけど

2009-06-19 | Weblog

一週間ほど前、母親が体調を崩して入院した。
重篤な症状ではなく、普通に話しもできるけど、まだまだ様々な検査を
する必要があるらしく、もうしばらくは入院生活が続くことになるやろう。
まぁそれなりの歳やし、元々心臓他に持病を抱えているので、そのあた
りは仕方ないなぁ、と思ってはいるけれど。

それにしても今年は自分の近くで病気と闘ってる人が多い。
バンドの先輩、友達の妹・子供、嫁、犬の優、そして母親。
病状は様々で、癌と闘っている人もいれば、原因不明の痛みと闘って
いる人もいる。優は順調に回復してきているけど、他の人たちはまだ一
進一退の状況だ。

そんな中、今日「“脳死を人の死とする”“A案”」が可決された、という
ニュースを聞いた。もちろん、これはホントに難しい問題で、どの案を採
択しても、ものすごい難題が待ち受けているやろう。

でもそれを聞いて俺は思った。なんかそんな大切な問題に「A」とか「B」
とかつけんといて欲しい、と。便宜上であることはあくまでも承知してる
けど、何か病気と闘っている人はもちろん、その近くにいる人にとっても
ものすごく軽い問題として扱われてるような気になるから。
病気と闘っている人、その家族にとっては、毎日毎日がとにかく辛い闘
い。治療期間が長期に及ぶとその大変さは、もう想像を絶するものにな
るんやから。

もちろん、臓器移植を待ち望む方々にとって、この決定はとても重いもの
やろう。でも、誤解を恐れずに言えばそれは、ものすごい少数の方々の
こと。
癌の方を始め、世の中ではたくさん苦しんでおられる方がいる。
救急病院をたらい回しにされて亡くなる人もいる。
AだのBだのと言う前に、医療不足や医師不足といったもっともっと基本
的で根源的な問題を先に解決するべきじゃないのかね。