僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

天は円を授けたもう

2010-08-09 | Weblog
天は人の上に人を作らず、人の下に…とは、人間には身分や階級などなく公平なものだ、という意味だと理解してきた。もちろん、それは間違ってはいないだろうが、最近、これを大切な人や物の捉え方として、他の意味でも考えてみるようになった。

例えば、ギターを弾くことは自分の趣味の中では最も大切なことだ。でも、ギターを弾くために、ツールとしては指を大切にしなければいけないし、ハートとしては常々音楽はもちろん、様々な刺激を受けていなければいけない。となると、ツールやハートをきちんとケアできる精神状態や経済状態を保つことを大切にしなければいけない。とすると仕事を大切にしなければいけない、自分を支えてくれる家族や友達を大切にしなければいけない…となる。

そうすると、これは円である。
つまりこの流れのどの位置のことも全て一番大切なものになり得るのだ。一番大切な人も、一番大切なことも、“その直下にある、それを大切にするために大切なこと”を怠っては成り立たないはずやから。だから俺は、天は…をこう考える。

『一番大切なものをきちんと守っている人は、何かひとつを守っているように見えない。天は、上・下ではなく、全てを円として授けてくれているのだから。』

福沢諭吉さんに、このような捉え方は間違っていますか?と問いかけてみたい。
黙って1万円札を出してくれたら正解ということでどないやろね。