僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

たんぽぽ

2011-03-18 | Weblog
少女は、

「おじちゃんの家、たんぽぽ咲いてないね、私が咲かせてあげる」と言って、
「ふうっ」とたんぽぽの胞子を吹いてくれた。
翌年、我が家の庭はたんぽぽでいっぱいになった。

30年以上前のこと。
家の改築で、たんぽぽはもうない。

少女は立派な大人になっているだろう。
でも、その心は、少女の姿のままずっと残っている。