・・・「オバちゃんの不思議(2)」・・・オバちゃんとオジちゃんは「恋愛」で結ばれて「結婚」した・・・二人は共稼ぎであったがオジちゃんは出世し、給料があがった・・・で、オバちゃんは家庭の主婦として「無職」になってしまったのだ。オバちゃんの自分自身の収入は無し・・・オバちゃんの思想からは耐えられない毎日が続くコトになる。しかも、少しは自分の「自由?」になっていたオカネは使用できなくなる。そもそも、オバちゃんに取って「結婚」後も、自らの収入があり、夫、他人の世話にはならない自立出来るコトであり、「外で仕事し、自分の収入の無い生活」は考えられなかったのだ・・・
女性の生活での苦労体験は「自立」を目指さざるを得ないのだ。母親の苦労を視、そして結婚して妊娠、出産の時期に夫の金で苦労した女性の経験は当然にもそう云う意識にならざるを得ない・・・働くこと自体が「誇り」でもなんでもない。「経済的な自立」は自己の「生活防衛」である。
オジちゃんには大黒柱としての「男のプライド」があった。しかも、オバちゃんの縁者、知り合いには出来るだけの世話面倒をしていた。ボクの母もボクもその一員だった。困った人間はオジちゃんをアテにして狭い家に寝泊まりするようにもなったが、オジちゃんは快くソレをヨシとした・・・会社への「忠誠心・愛着心」も確かなモノのように見えたが・・・アル年、オジちゃんが務めている会社の巨大な工場が焼け落ちた・・・
オバちゃんのオジちゃんへの「不満」は頑なな「石部金吉」と、「遵法」、そして、その「善良さ」であった。
オジちゃんの軍隊でのポジションはビルマ戦線で「衛生兵(衛生兵殿・軍曹)」だったから、その生きるための秩序意識は当然であったろう。川原の石、一個さえ無断で持って来るのはダメダと云う人間であった。そして、軍隊生活は自分の生き方にはピッタシの場所であったとも云っていた・・・そして、生き残って帰ってきた・・・
冬、山間部にある町は豪雪である・・・オバちゃんのシゴトは家の周りに雪が積もってしまっては雪投げと配給所に食糧を買い出しに行くくらいである。オバちゃんとっては暇な時間帯だったかも・・・だが、訪問者はあった。お土産に紙の風船を置いていく富山の巡回委託販売の「鯛印」と「〇ヨ印」の薬売り、怪しいお札を二階に上る所の階段の柱に貼っていく「カミサマの口寄せ呪い師の夫婦」、それに、元仕事現場が同僚であったらしい「労働組合活動の婦人」など、結構、長い時間、出されたお茶と大根の漬物を食べながら話し込んでいく。ボクはオバちゃんの傍に坐り込んで、そのハナシを聞いていたのだが・・・
その時に耳に入ってきたのが「ソガイ」と云う言葉だった。なんとなく、「のけ者にされている」と云う意味で覚えてしまったが、今にして思えば「疎外」だったのか、「阻害」だったのか・・・それにしても、今、思えば、ボク自身、幼いころの「コトバ」を覚えていくプロセスは不思議であったかな。モノに対する間違った発音記憶もあったが、結構、難解なコトバをナントなく覚えていく・・・意外とコトバの本質も正確にだが、かえって、高学年になって辞書を調べ出してからは「ヒトつのコトバ=単語」には「複数の意味」があるのだ、と云うコトに気付く。「コトバ」の前後の連結性や、発音抑揚でその意味が異なってくる。「単語」に拘ったのか、「ことばの意味」が混乱していった。更に記憶から消えていくような感じにもなってしまった・・・
・・・オバちゃんの「記憶力」は抜群だった・・・オジちゃんが、オバちゃんにつけた「あだな(綽名・渾名)」が「戸籍係」だった。オバちゃんの「記憶力」は街に住む、彼女自身が知っている人びとの家族構成と、その親戚縁者の関係性であった・・・「あの人はダレなの」と訊くと、オバちゃんの口からは、その人物の家族構成から出身地、経歴、履歴がヨドミなく述べられていく・・・そして、オバちゃん自身との関係性も・・・不思議な記憶力の持つオバちゃんだった・・・モチロン、各家の玄関に張り付けられている「表札の姓名漢字」、街の商店街の「漢字屋号」と、その意味も・・・
ボクは幼いころからの環境もあってか、過去に観た映画の「タイトル」と、その「ストリーの始めから終りまで記憶できていた人間」であった・・・オバちゃんの「記憶遺伝子」が紛れ込んでいたのかも・・・
だが、最近では「新しく観た映画の記憶」の殆んどが飛んでいく・・・「タイトルの記憶」も殆んど無い・・・今現在、思い出すのには「書籍のタイトル」、「文字」も含めて、スベテ、コンピュータの「検索」である・・・そして、「調べようと思っていたコト」は確実に覚えているのだが、キイを叩き出して、その「調べたいコト」自体が何だったのか「?」になってしまう・・・夢を視た後の記憶のように消えていく・・・確かにナニかを視た・・・「アレ」ってなんだったカナ・・・そして、フィに思い出す・・・
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旧約聖書
約伯 記
ヨブ・・・「与分・余部」記
・・・・呼ぶ記(紀)
第21章
21:1
そこで
ヨブは答えて言った、
21:2
「あなたがたは
とくと、
わたしの言葉を聞き、
これをもって、
あなたがたの
慰めとするがよい。
21:3
まず(先ず)
わたしを
許(ゆる・キョ)して
語(かた・ゴ)らせなさい。
わたしが
語ったのち(後)、
嘲(あざけ・チョウ)るのも・・・嘲笑・・・朝床
長章
兆章・兆省
よかろう。
21:4
わたしの
呟(つぶや・ゲン・murmur・twitter?)き・・・粒焚き
螺焼き?
通部哉記(紀)
通武家記
通伏埜記→通部夜記(野記)
whisper・・・囁き?
は
人(ひと・ジン・ニン)に
対(タイ・つい)してであろうか。
わたしはどうして、
苛立(いらだた・カリツ)・・・意(医)等拿他(多・太)
掛理通・狩集
ない・・・・・・・・・・・・・名意・名異
で・・・・・・・・・・・・・・出・弟(乙)・手
いられようか。
21:5
あなたがたは
わたしを見て、
驚(おどろ・キョウ)き、・・・驚愕→共学・教学
手(て・シュ)を
口(くち・コウ)に
あてる・・・アテル=中てる・当てる・充てる・宛てる
がよい。
21:6
わたしは
これを思うと
恐ろしくなって、
からだ(身体)が
しきりに
震(ふる・シン)え・・・・振るえ
戦慄(わなな・センリツ)く。・・・話(和)名納句
旋律(melody・メロディ)
音律・音調
撰裏通
21:7
なにゆえ
悪しき人が
生きながらえ、
老齢(ロウレイ)に
達し、
かつ(且つ)
力強(ちからづよ)く
なるのか。
21:8
その子らは
彼らの前に
堅(かた・ケン)く立ち、
その子孫も
その目の前に
堅(かた・ケン)く立つ。
21:9
その家は
安(やす・アン)らかで、
恐(おそ・キョウ)れがなく、
神(かみ・シン)の
つえ(杖)は
彼(かれ・ヒ)らの上に
臨(のぞ・リン)むことがない。
21:10
その
雄牛(おすうし・おうし・オギュウ)は
種(たね・くさ・シュ)を与えて、
誤(あやま・ゴ)ることなく、
その
雌牛は
子を産んで、
害(そこな・ガイ・損)うことがない。
21:11
彼らは
その小さい者どもを
群(む・グン)れのように連れ出し、
その子らは
舞い踊る。
21:12
彼らは
手鼓(てつつみ・シュコ)
と
琴(こと・キン)・・・琴=王+王+今・・・王が二人の今
言・異・事
糊塗・古都
金・金武・禁・筋・菌
キン=軽=珂瑠・・・Kim・記務
に合わせて
歌(うた・カ)い、
笛(ふえ・テキ)
の
音(おと・ね・オン)によって
楽(たの・らく・ガク)しみ、
21:13
その日を
さいわい(幸)に
過ごし、
安らかに
陰府(インプ)に・・・印譜・隠附・韻符
くだる。
21:14
彼らは神に言う、
『われわれ(我々)を
離(はな・リ)れよ、
われわれは
あなたの道(みち・ドウ)を
知ることを好まない。
21:15
全能者(ゼンノウ)は・・・「全納・前納」写葉
何者(なにもの・カシャ)・・・名似摸埜
掛写・借写
科者(咎者)
貨車
なので、
われわれは
これに
仕(つか・シ)えねば・・・・奉仕
ならないのか。
われわれはこれに祈っても、
なんの益(エキ・ます)があるか』
と。
21:16
見よ、
彼らの
繁栄(ハンエイ)は・・・・反映・反英
彼らの
手にあるではないか。
悪人の
計(はか・ケイ)りごとは、
わたしの
遠(とお・エン)く
及(およ・キュウ)ぶ
所(ところ・ジョ)でない。
21:17
悪人(あくにん・アジン)の
灯火(ともしび・チョウカ・灯)の
消(け・ショウ)されること、
幾(いく・キ)たびあるか。
その災(ほのう・サイ)
の
彼らの上に臨むこと、
神が
その怒(いか・おこ・ド)り
をもって
苦(くる・にがい・ク)しみを
与(あた・ヨ)えられること、
幾(いく・キ)たびあるか。
21:18
彼らが
風(かぜ・フウ)の前の
藁(わら・稿)
の
ようになること、
嵐(あらし・ラン)に
吹(ふ・スイ)き
去(さ・キョ)られる
籾殻(もみがら・ジンコク)
の
ようになること、
幾たびあるか。
21:19
あなたがたは言う、
『神は
彼らの罪を
積(つ・セキ)み
貯(たくわ・チョ)えて、
その子らに
報(むくい・ホウ)いられるのだ』
と。
どうか
それを彼ら自身に報いて、
彼らに
その罪(つみ・ザイ・とが)を
知らせられるように。
21:20
すなわち
彼ら自身の目に
その滅(ほろ・メツ)びを
見させ、
全能者の怒りを
彼らに
飲(の・イン)ませられるように。
21:21
その月(つき・ゲツ・ガツ)
の
数(かず・スウ)の
尽(つき・ジン)るとき、
彼らは
その後の家に
なんの
かかわる所
があろうか。
21:22
神は
天にある者たちをさえ、
裁(さば・サイ)かれるのに、
だれが
神に
知識(チシキ)を
教(おし・キョウ)えること
が
できようか。
21:23
ある者は
繁栄(ハンエイ)を・・・・反映・反英
極(きわ・キョク)め、
全(まった・すべて・また・ゼン)く・・・木全
木俣・木股
記(紀)又
安(やす・アン)らかに、
且(か)つ
穏(おだ・オン)やかに・・・穏健(オンケン)に
死(シ)に、
21:24
その
身体(からだ・シンタイ)には
脂肪(シボウ)が
満(み・マン)ち、
その
骨(ほね・コツ)の
髄(ズイ・すじ)は
潤(うるお・ジュン)っている。・・・潤沢(ジュンタク)
21:25
ある者は
心を苦しめて死に、
なんの幸をも
味(あじ・ミ)わうことがない。
21:26
彼らは
等(ひと・ら・トウ)しく
塵(ちり・ジン)に・・・・地理・地利・知里・散
塵芥(ジンカイ・ちりあくた)
伏し、
蛆(うじ)に・・・・・・・得字
氏・宇治・右治
覆(おおわ)れる。・・・・蓋・蔽・被
おほわれる
訖補和例瑠
多 割れる
大伊割れる
大老(大牢)伊井直弼?
21:27
見よ、
わたしは
あなたがたの思いを知り、
わたしを
害(ガイ・そこなう)・・・妨害・被害
損なう
しようとする
企(たくら・キ)み・・・・策謀
を知る。・・・・・・・・・謀判
21:28
あなたがたは言う、
『王侯(オウコウ)の家は
どこにあるか、
悪人(あくにん・アジン)の住む
天幕(てんまく・テンバク)は
どこ(何処・何所)にあるか』と。
21:29
あなたがたは
道行く人々に
問(と・とい・モン)わなかったか、
彼らの
証言(ショウゲン)を
受け入れないのか。
21:30
すなわち、
災(わざわい・サイ)の日に
悪人は
免(まぬが・メン)れ、・・・メンザイ=免罪
エンザイ=冤罪
イツザイ=逸材
イツショ=逸書・一書
激(はげ・ゲキ)しい
怒(いか・おこ・ド)りの
日(ひ・ニチ・ジツ)に
彼は
救(すく・キュウ)い
出される。
21:31
だれが
彼に向かって、
その道を
告(つ・コク)げ
知らせる者があるか、
だれが
彼のした事を
彼に報いる者があるか。
21:32
彼は
かかれて・・・・・カカレテ・・・カカ例弖(氐・出)
墓に行き、
塚(つか)の上で
見張(みはり・ケンチョウ)りされ、
21:33
谷(たに・や・コク)の
土(つち・ド)くれも・・・つちくれも
土塊(ドカイ)も
彼には快く、
すべての人は
その
あと(後・跡・痕・蹟・迹)・・・彡(サン・セン)=刷毛跡
に(似)
従う。
彼(かれ・ヒ)・・・・・・借れ・比
の・・・・・・・・・・・・之・埜・乃・廼・能・孥
前(まえ・さき・ゼン)に
行(い・ギョウ・コウ・アン)った
者(もの・は・シャ)も・・・写・舎・斜・遮・捨
数(かぞ・かず・スウ)え
切(きれ・セツ)ない。・・・記例名意(内)
説・摂・拙
節・接・窃
21:34
それで、
あなたがたは
どう(如何)して・・・・「同士・同志・同誌」手(弖・氐)
虚(むな・キョ・空)しい
事(こと・ず・ジ)を
以(も・イ)って、
わたしを
慰(なぐさ・イ)めようとするのか。
あなたがたの
答(こたえ・トウ)
は
偽り以外の何ものでもない」。
ーーーーー
あなたがたの・・・答(こたえ・トウ)は、偽り以外の何ものでもない・・・では、自分自身の答えは偽りではないのか・・・「イツワリ」ではない「基準」とはナニか?・・・