コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

晩冬のウトナイ湖('07.3.4)

2007年03月05日 | 野山
3/3(土)は北大教職員のインドアテニス大会を観戦してきました。教職員のテニス人口減少で層が大変薄くなっている印象でした。国内のテニス人口は決して少なくないそうなのですが、若手の補給がないようです。2/28はテニス仲間の先輩Hさんのお通夜でした。パワフルなテニスはあこがれでした。何度かの対戦では粉砕されっぱなしでした(全く勝ち目がなかった)が、20年ほど前の交通事故でテニスをされなくなったので目標が無くなってしまいました。ご逝去により強い喪失感を感じます。

3/4にはウトナイ湖に出かけました。高速で苫小牧東インターで降り、国道を千歳方面へ少し戻るとウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターがあります。ウトナイ湖は国内で4番目にラムサール条約の登録湿地に指定されています。1980年に釧路湿原、次いで1985年に伊豆沼・内沼(宮城県)、1989年にクッチャロ湖、1991年にウトナイ湖が登録湿地となりました。環境省の資料によれば '06.3.8 現在で国内には38カ所有ります。世界では150カ国、1591カ所にのぼります。

ネイチャーセンターの入り口(左)と内部(中)。入り口にはガン・カモとハクチョウの飛来数が記されています。
3/1現在で4万羽(!)だそうです。
  

午後の2時半頃です。日曜日なので家族連れが多く感じます。何に驚いたのかガンが一斉に舞い立ちました(左)。
ここは新千歳空港への航空機の進入路の真下になります。上には着陸に向けて飛行中の民間機、下には鳥の群れ(中)。
なお、飛行機の窓からウトナイ湖を見ようとしても真下になるので見えません。
湖はおおかた結氷していて一部に開氷面があり、そこに鳥が集まっているわけです。スケーティングの好きな鳥はいないようです。
遠くに見えるのはほとんどハクチョウの群れです(右)。
対岸にエゾシカが4頭遊んでいると望遠で撮影している人が言っていました。
  

オオハクチョウの他にコハクチョウもいるはずですがどれがどれやら。
カモ・ガンの仲間は色々いるそうですがこちらもどれがなにやら。
  

鳥、トリ、とり です。
一袋100円の餌を買ってばらまくとゲコゲコ、ガーガーと争って取り合います。
謙譲の美徳なんてのはありません。武士は食わねど高楊枝、などとすましているヤツも居ません。
水面に向けて餌をばらまくより地面にばらまいた方が面白い。あれよという間に元の地肌に戻ります。
 


湖岸の遊歩道脇にはハンノキが春の開花に備えています。
 


夕方になると(写真で4時頃)ネイチャーセンターの湖岸側の樹にアカゲラやコゲラが集まってきました。
画面中央のエサ(脂身?)にはアカゲラがいます(左)。
中央の写真では、写真中央の、背景の木の葉っぱが無くなるあたりにコゲラがとまっています。
右では中央の巣箱の少し上にアカゲラが。
鳥を撮るためには良き望遠と根気がないと無理ですね。