フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

アカゲラの雛を狙うハシブトガラス

2016-06-18 17:58:23 | Birds
先週末に抱雛中だったアカゲラの巣。
すでに抱雛期は過ぎ、2羽の親鳥が活発に餌を運び込んでいる。
大きな雛の声が巣から漏れている。
観察を始めてすぐに、ハシブトガラスがやってきた。雛の声を聞きつけたのだろうか。
ハシブトガラスは、野鳥の雛を食べてしまう危険な鳥。
アカゲラの親鳥のけたたましい警戒声が森の中に響き渡った。
ハシブトガラスは、しばらく巣をのぞき込んでいたが、巣穴は狭くて雛を捕獲できないと分かったのか去っていった。
ハシブトガラスが去った後も5~10分ほど親鳥の警戒声は続いたが、やがて静かになり、給餌を再開した。
餌をくわえたオスがハシブトガラスのいた場所にやってきた。安全確認中。
巣に入り給餌を行う。
雛の糞をくわえて捨てに行く。
メスが給餌に来た。足の長い虫をくわえている。
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サンショウクイの営巣~巣立ち

2016-06-18 17:54:03 | Birds
4月下旬。巣作りの開始。
サンショウクイは、八ヶ岳に到着してすぐに巣作りを始めることが多い。

道路脇のクルミの大木の25メートルほどの高さ。
高所の細い枝の又に営巣することが多く、地上の動物に襲われる心配はほとんどなさそうだ。

サンショウクイの巣の周りにはバーダーが集まりがち。
一般のバーダーに気付かれないよう、時々自動車の窓から短時間の観察を行ってきた。
5月下旬。抱卵中。
サンショウクイの巣は、とても小さい。
親鳥の体長の半分ほどしかなく、雛を育てられるぎりぎりの大きさだろう。
6月上旬、雛が確認できた。
6月10日
雛の顔がサンショウクイらしくなってきた。
雛は巣の縁に乗っていて、落ちてしまいそうだ。なんとも無防備に見える。
4~5羽の雛がいるらしい。
6月12日
翼の色や模様がはっきりしてきた。
雛たちは、6月15日ころに巣立ったらしい。
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