フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

サナギタケ

2021-06-26 15:35:26 | Mushrooms
梅雨らしい天気になり、森の中ではきのこが目立つようになった。
岩の間にサナギタケが発生していた。
サナギタケを掘りだすと、もれなく蝶や蛾の蛹が付いてくる。
蛹はしっかりした繭に包まれていたが、繭を破ると、つやつやの蛹が姿を現した。
ミズナラの倒木に発生したウスヒラタケ幼菌
ミズナラの枯枝に発生したウスヒラタケ
状態が良く虫もほとんどついていない。美味しそうだが、3-4メートルほどの高さがあり、手が届かない。
ダイダイガサ幼菌
毎年同じ場所で発生する。
ヒトヨタケ科のきのこ
ヒトヨタケ科のきのこ
同じきのこ
ヒロハホウライタケ
不明

サンショウクイの営巣(ミズキの樹上)

2021-06-26 15:26:47 | Birds
5月中旬。ミズキは芽吹き始めたころ。
オスが巣材をくわえて巣を作っている。
巣の表面には、ウメノキゴケがびっしりと貼られていて、巣は完成が近い。
5月末。ミズキは美しい若葉を広げている。
メスが抱卵している。
サンショウクイの巣はとても小さく、親鳥の体長の半分程度しかない。
6月中旬。ミズキの花が咲き始めた。
オスが餌を持ってきた。
まだ雛の目は開いていないようだ。
巣立ちは6月下旬。その数日前、雛が翼をバタバタと動かし、羽ばたきの練習をしていた。
小さい巣の上で、4~5羽の雛が重なり合うように乗っている。
巣が壊れないか心配になる。
給餌中。雛の食欲は旺盛。
巣は狭く、雛は巣の縁に乗っている。
オスが雛の糞をとっている。
雛は巣の外に尻を突き出しているので、そのまま脱糞しても巣は汚れないが、糞の匂いは外敵を引き寄せてしまう。
イクメンパパは、巣の周りのお掃除もしてくれる。
ミズキの花に囲まれて育った雛たちは、無事に巣立ったようだ。
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巣穴調査: キツネが子育てする巣穴

2021-06-26 15:21:26 | Animals
北杜市内某所の土手。人間の往来がある場所だが、大胆にも穴を開けて住み着いた動物がいる。
出入口は5ヵ所確認できた。
4日間の調査の結果、キツネが子育てしていることが分かった。
(調査中に土手の草刈り作業があり、景色が変わってしまった。)
草刈りが行われた夜。巣穴の周りをキツネがうろうろしていた。
(雨でレンズが曇ってしまった。)
草刈り前。巣穴の前で2頭の仔ギツネがじゃれあっていた。尻尾の先が白いのが仔ギツネの特徴。
巣穴の様子(草刈り前)。
土手に沿って4つの出入口が水平に並び(写真には2つの出入口が写っている)、土手の裏側にも出入口がひとつある。
巣穴が拡張されれば、土手が崩れやすくなるかもしれない。

北杜市の市街地では、キツネが増えているかもしれない。
最近、私の友人宅でも、キツネと野良猫が出没して花壇を荒らすようになったという。
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