フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

ダイダイホネホコリ(子実体/変形体)と変形菌

2024-09-21 17:30:41 | Slime molds
ダイダイホネホコリの未熟子実体
成熟すると子嚢壁が裂けて暗褐色の胞子塊が現れる。
朽ち木に広がったダイダイホネホコリの変形体
ヘビヌカホコリ
ヘビヌカホコリと不明きのこ
ヘビヌカホコリとホソエノヌカホコリ?
ホソエノヌカホコリの成熟子実体
赤色の鮮やかなウツボホコリの未熟~成熟子実体
モモイロウツボホコリ
真っ白なシロウツボホコリ
灰色のシロウツボホコリ
黒いコが混ざっている。カビてる?
ジクホコリ 子嚢壁が半分以上剥がれて軸柱が見えている
サビムラサキホコリ

ベニチャワンタケモドキ

2024-09-21 17:22:22 | Mushrooms
ベニチャワンタケモドキ
ガーネットオチバタケは豊作で、次々と発生している。
キイロイグチ
キノボリイグチ
ミヤマタマゴタケ?
ムラサキアブラシメジモドキ
チチタケ
クリノシロコナカブリは大発生中で、ヤマグリの落葉、花穂、イガから発生していた。
ムラサキゴムタケ
アイコウヤクタケ
傘が6-7mm程度の不明きのこ
ヤマグリは大豊作。実は大きく味もよい。
森の中に大粒の栗の実がごろごろ落ちていて、ついつい拾ってしまう。
今年は雨が多く、日照時間も少なくなく、気温が高かったのが好条件だったようだ。

全国でクマの出没がニュースになっている。
山に広葉樹を植えてクマの餌を増やせばよいと、専門家がテレビで言っていた。
広葉樹を植樹するのは良いことだが(生物多様性の維持のため)、クマ対策としてそれで良いのだろうか?
近年の気候変動により、木の実が極端に不作の年と豊作の年があるのが大きな問題なのだ。
栗やドングリやブナの実などのクマの餌が増えたとして、豊作が続けば個体数が増え、不作の年に大挙して人里に降りてきかねないと思うのだ。

アミホコリの仲間と変形菌撮影における小絞りボケ

2024-09-21 17:15:55 | Slime molds
小絞りボケは、レンズの絞りを絞った時に光の回折により画像がボケる現象。
大きな被写体では気にならないことが多いが、変形菌のような微小な被写体では大きな問題になる。
今年の夏から変形菌の世界に迷い込み、すぐに小絞りボケに悩まされることになったが、ようやく撮影に慣れてきた。
アミホコリの仲間(種は不明、杯状体が大きい)。小さな落枝上に5本だけ発生していた。
子嚢の直径は0.5mm弱程度。
LEDライト内蔵レンズ(EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM)を使用(スーパーマクロモード、LED照明ON)
左右の子嚢にフォーカスを合わせている。絞り優先F8
同じフォーカスで、F16まで絞って撮影。
被写界深度は大きくなった一方で、子嚢は少しボケている。
最大絞りF22まで絞ると、フォーカスがどこに合っているのか分からないほどボケてしまう。

このレンズは、スーパーマクロモードで最大撮影倍率1.2倍を実現しているが、このモードでは特に小絞りボケが大きい。
そのため、ある程度絞りを開いて撮影することになるのだが、被写界深度が小さくなってしまう。
被写界深度の大きい画像を得るには、フォーカス位置の違う写真を何枚か撮って深度合成する必要があるが、手作業で行うのは手間がかかる。