フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

秋の木の葉・木の実

2015-10-17 21:23:05 | Trees
ツタウルシ
森の中でひときわ鮮やかに紅葉している。
かぶれるので触れないようにする。
ツリバナ
ツリバナの実の前で待っていると、小鳥たちが実を採りにやってくる。
ツリバナの実をくわえたコガラ
ヤマモミジ
カエデ属(ホソエカエデ?ウリカエデ?)
ダンコウバイ
八ヶ岳山麓ではよくみかける木である。
春には黄色い花を咲かせ、秋には黒紫の実をつける。
ダンコウバイの葉は、先割れスプーンのような特徴的な形で覚えやすい。
ダンコウバイの黄葉
アブラチャンの実
青い果実は、やがて割れて種が飛び出す。
実に油が多いのが名前の由来。
地味で目立たないが、八ヶ岳山麓には多く自生している。
春に咲く黄色い花はダンコウバイとよく似ている(どちらもクスノキ科クロモジ属)。
山椒の実
赤い果実が割れて種が見えている。
ノイバラの実
ノブドウ
ウワミズザクラの実
ウワミズザクラの実は食用にもなり、果実酒がとても美味いとも言われる。
八ヶ岳山麓では、8月下旬ころから赤く熟した実を見られる。

ウツギ

ムラサキシメジ

2015-10-03 15:50:05 | Mushrooms
ムラサキシメジ
落ち葉の間に点々と、ムラサキシメジが顔を出していた。
ひとつ見つけたら、落ち葉をかきわけてみると、さらに見つかることが多い。
きのこシーズンの終盤に出現するきのこ。
コウタケ
コウタケは大豊作。コウタケを特に探しているわけでもないのに、次々とコウタケが目に入ってくる。
きのこ直売店をのぞいても、ハナイグチはないのに、コウタケは大量に並んでいた。

今年は、コウタケ、タマゴタケ、クリフウセンタケなどが大豊作。マツタケも豊作だった。
一方でハナイグチは大不作。
過去にない天候パターンであり、きのこの発生状況も予測不能だった。
ハナイグチ
今年は大不作だったが、今週の雨で少しだけ挽回中。
クリタケ
ヌメリスギタケモドキ
フウセンタケ科のきのこ(ニセマンジュウガサ?)
マスタケ
マスタケが大発生していた。この木の上方にも裏側にもびっしりと発生していた。
この木だけで、百人前以上のマスタケのフライが作れそうだ。
クチベニタケとキシャヤスデ
キシャヤスデは、毎年秋になると登山道などに出現する。
8年おきに大発生すると言われているが、大発生すると汽車を止めることがあるので、キシャヤスデと名付けられたらしい。
1976年の秋には、八ヶ岳山麓でキシャヤスデが大発生して、小海線で多くの電車が運休になった。
私が子供のころ、通学路がキシャヤスデで埋め尽くされ、踏みつけながら登校した記憶がある。
ヤマグリ
ヤマグリは豊作のようだ。
山歩きをしていて、美味しそうなヤマグリが落ちていると、ついつい拾ってしまう。
栗の実だけでリュックサックが重くなってしまうこともある。
ヤマグリを拾ってきたら、その日のうちに少なくとも茹でておいたほうが良いだろう。
翌日まで放置しておいたら、栗の中に潜んでいた虫(丸々太った蛆虫のようなやつ)が出てきて、自宅の床を這いまわっていたことがある。
何の幼虫かな