『20歳の顔は自然から授かったもの。
30歳の顔は自分の生き様。
だけど
50歳の顔には
あなたの価値がにじみ出る。 』
〜ココ・シャネル〜
しみ。
も
ふえました
しわ。
も
ふえました
はり。
も
ずいぶん
なくなりました
それでも
いま
の
自身
の
顔
が
何故だか
とても
気に入っているのです
生きている実感
生きていく指標
それらが
定まってきたからかな
以前
ただ
漠然と
誰彼構わず
イイヒト。
で
いよう
と
つじつま合わせしながら
日々を過ごしていた時は
どこか
鏡を見るのも
怖かった
どうしてだろう
ひどく
左右の
表情筋が
歪んでいる気がして
自身とさえも
向き合おうと
しなかったもの
何を欲し
何を目指して
いたのか
今となっては
憶い出しも
しないほど
なのに
ね
若返る魔法
は
手に入らなくても
幸福。
と
決めつけて
守ろうとしていたモノが
指の隙間から
ポロポロ
溢れ出した
と
しても
なんにも
怖くない
もう
淋しくなんてない
いつも
笑えなくても
構いやしないから
ここぞという時
を
ココロ
と
カラダ
が
教えてくれるから
理解してもらおう
と
想わないコト
が
気負い
と
期待
を
遠ざける
はじめの一歩
だ
理解してあげたい
と
自身
に
語りかけてあげる
優しさ
を
誰に咎められよう
と
そんなのは
気にしなければいい
他者
を
気遣うフリして
ずかずか
と
踏み入り
踏み躙る
のは
もう
辭めよう
対峙する
のも
問答する
のも
自身
と
だけ
で
本来
ヒト
は
手一杯
な
筈なのだから