神無月
に
降る雨
は
少しだけ
あたたかく
少しだけ
やわらかく
みな
に
ひとしく
降り注ぐ
雨を
疎ましく
唇噛んで
にらみつけるより
お気に入り
の
傘をさせる
絶好の機会
だと
想えるのは
いい傾向
だ
お気に入りの傘
を
魔法のステッキ
に
見立てて
雨を止ませて
みせましょう
紅い花
の
下
だけ
だけれどね
セカイ
を
まるごと
変えてしまうなんて
至難の業
だけど
守りたいセカイ
だけは
守るコト
は
できるかな
お気に入り
の
傘
が
在る
限り
胸
に
紅い花
が
咲いてる
限り
ガーベラ 〜 Spitz 〜
ガーベラ
汚れたホシの隅
まだ何かを待っていた
アンテナ拡げて
あてもない空
扉ふたつ開いて
ハロー ハロー ハロー
闇の中
手が触れた
白い闇の中で
ガーベラ
都合よく
はばたけたなら
ここにいなかった
チープな定めで
流れ着いたよ
匂いのある花園
ハロー ハロー ハロー
ありのまま
受けとめる
今
君のすべて
ハロー ハロー ハロー
よろしくね
繋がってる
命に甘えて
ハロー ハロー ハロー
ありのまま
受けとめる
今
君のすべて
LA・LA・LAND
〜「ロサンゼルスの愛称」でもあり
「現実離れした世界」という意味も 〜
人生
には
〜もしも。〜
に
ふいに
捉われる
瞬間
が
多々ある
後悔。
までには
至らず
妄想。
に
留めるには
生々しいくらい
の
選ばなかった。
であろう
道を選んで
いたならば
訪れていた。
であろう
未知の領域
色彩
と
ファンファーレ
に
縁取られた
ドラマチックな日々
は
永遠の憧れ
陽だまりのような
ささやかで
ハミングしたくなるような
微笑み
を
もたらす
日常
も
捨て難い
嵐の中
に
立ち竦み
其処に
最後まで
在り続けるモノ
を
見届けてみたい
気もするし
凪いだ海
の
中に
ぽっかり
浮かび
揺蕩うのも
悪くない
そんな
巡り巡る
〜もしも。〜
は
たいてい
鮮烈な出逢い。
と
共に
駆け巡る
でも
解っている
どの道を
どちらの道を
選んでも
100パーセント
は
充たされるコト
は
ナイ
と
歩み
を
止めるコト
は
ナイ
と
だから
生きるコト
を
あきらめないし
愉しめる
の
だ
と
LA・LA・LAND
それは
いつも
遠く
鮮やかな
に
輝いて
手を伸ばせば
たちまち
近く
感じる
けれど
不確か
で
朧げな
心象風景