久しぶり
に
眼鏡岩
へ
行ってみました
小学生の頃
は
隣町
の
手頃な
遊び場
でした
行けば
だれかしら
友だちが
いて
日が暮れるまで
男の子
も
女の子
も
関係なく
ワイワイ
はしゃいで
いたっけ
中学生
の
頃
は
すぐ下にある
電話ボックスから
友人の恋の助け舟を
出していたっけ
遠距離のフタリ
の
愉しげな会話
も
テレホンカード
の
カウントが
どんどん
減っていくのに
遮られそうで
自分のコトのように
刹那くなったっけ
高校生
に
なっても
相変わらず
自身には
浮いた話もなくて
学校の違う
男友だち
と
待ち合わせるワケでもないのに
散歩がてら
よく
眼鏡岩まで
お喋りしに
来ていたっけ
男兄弟ばかり
な
ワタシ
は
昔から
よく
男友だち
の
恋愛相談係
ばかり
していたっけ
あははは
眼鏡岩
には
甘酸っぱい
想い出なんて
何にもなくて
それでも
なんだか
友情に
満ち溢れた
あたたかい場所
だったのは
間違いなくて
たぶん
この
大きな岩
は
この街
の
愛とか
恋とか
悦びとか
時には
哀しみとか
までも
大きな眼鏡
で
目を見張って
見守っているのかも
なんて
幼いながらに
想っていたのかも
しれません
今度は
キミを
誘って
みようかな
今更ながら
ようやく
自身
の
想い出の場所。
に
なったりして
ね
ふふふ
遅咲き
だね
って
眼鏡岩
も
微笑んで
くれるかもしれない
ね