坂井市長の後援会長が不正入札に絡み100万円を前企画財政部長に渡したとして逮捕され、新たな展開となってきました。
坂井市長は14日、マスコミがコメントを求めようと市長室に押しかけると、市長室の「秘密の裏口」からコッソリと逃げ出し、副市長がマスコミ対応しました。
その後、記者団の前に現れた坂井市長は、「市民に風邪をうつしたらいけないと思ったから」と釈明したそうです。
市長室の「非常脱出口」は、45年ほど前に「上場に米軍基地移転計画」がもちあがり、反対運動が高まり、瀬戸尚市長(当時)を住民が缶詰にして「同意しないよう」求めたときの教訓からつくられたものです。
その「裏口」がこんな形で利用されるとは残念です。
坂井市長の後援会長が逮捕され、その業者が市の公共事業を受注しているのであれば、市長は「政治的・道義的責任」は免れません。
唐津市議会は、22日に臨時議会を開き不正入札問題で「特別委員会」を設置することが決まりました。
党議員団は、次の方針で特別委員会に臨むことにしています。
【基本的な方針】
議会は、職員を検挙する警察の捜査と違い、行政のチェック機関として市の事務に関わる範囲で不正の原因究明と再発防止を行うこととしています。
①不正事件が起きた背景を明らかにする。
②入札の事務が適正に執行されていたのか。
③組織や人事管理に問題がなかったのか。
④再発防止を提案する。