政府は、福島第一原発の処理水を海洋放出して「基準値以下で安全」を強調しています。
一方、漁民を中心に「風評被害」を心配しています。
「基準値以下は安全」とい主張は当然のように聞こえます。
しかし、それを素直に受け入れないのが「風評被害」です。
福島原発事故から12年が経過し、放射能除去がすすみ、「故郷への帰還勧奨」が進んでいます。
故郷へ帰還したのは元の人口の1割程度。
それも、高齢者で若年層は敬遠しています。
それはなぜでしょうか。
そこには放射能への不安があるからです。
放射能の不安は、簡単には取り除けない大きな重しとなっています。
それが、「風評被害」ではないでしょうか。
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