さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」 「あたろうか」
しもやけ おててが もうかゆい
ご存知、巽聖歌 作詞の童謡「たきび」の歌詞だが、さざんかというと、直ぐ この「たきび」を連想する。
さざんかは、ツバキ科の常緑広葉樹で、秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせ、今の時期 あちこちに見られる。
ツバキ科に属するということで、さざんかと椿はよく似ているが、花が散るときが異なり、椿は花弁の基部が合着しており、ボテッと花全体が落ちるのに対し、さざんかは花びらが一枚いちまいばらばらに散ります。
散り始めから終わるまでの状態から、さざんかの方が気品があり、小生としては、椿よりさざんかが好きである。
それにしても、冒頭の「たきび」の歌詞、今の子供が理解できるだろうか。
「たきび」は、CO2の排出、安全面などにより数10年前から家庭では禁止されているし、
「しもやけ」も、生活環境の向上になどにより、先ず都会の子等は、この、痛がゆい状態も、
経験または体験したことがないと思うためである。
作品は、近所のフェンス越しに咲いていたさざんかを、ャXタリーゼィションと切絵効果を用い写画にしたものだが、質素で気品ある画像に仕上がったと思っている。