第559話.気になったテレビ番組(11)『おちょやん』(12)『イチケイのカラス』

2021-05-09 00:43:07 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

今日は日本のドラマ。

実は、毎回観てるかと言うとそんな事はないし、朝ドラは『おちょやん』嫁がフォローしていて、在宅の時よく嫁が観てるのを一緒にチラ見する程度ですが、でも面白いなー、イイドラマだなと思っています。人生色々あるし、しんどい事の方が多いけど、でも周りをケアしながら前を向いて生きてくぞってドラマですね。杉咲さん、成田さん、篠原さん、子役の毎田さん他多くの才能溢れる役者の皆さんが集結して作っている見事なドラマです。大阪を舞台にした回は気に入る場合が多いようです。後一週間ですね。

次は、たまたまバレエ括りで録画されていたのですが、折角だから観ようと思たら面白くてびっくりしたフジの『イチケイのカラス』です。裁判官のお話ですが、イイですね。自分が見た会は乃木坂の方がバレリーナ役でしたが、とても面白く観れました。なんか日本のドラマ、ホッとしますね。
でも日本でチマチマやってるのが勿体ない。

香港や台湾などではもしかしたらやってるのかもしれないけど、できれば、世界的な動画配信サービスで扱ってもらえるといいね。それは日本のコンテンツ全部に言えるけどね。音楽もそうだしね。もっと世界に出て欲しい。鬼滅もUSで一番になったようだけど、ホントは『イチケイのカラス』みたいな普通のドラマがイイんだけどね。世界の、特にUSの映画、音楽業界にパイプが出来るといいんだけどね。彼等もコンテンツ欲しいでしょう?LGBTとかそんなのばかりじゃなくて、フツーがイイのです。フツーがね。

はい。では。

湖畔人

第455話.気になったテレビ番組(10)『のだめカンタービレ』(再放送)(2)

2020-09-20 23:11:57 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

さて、政治にはストレスしか感じないので現実逃避に、ドラマです。
そう、『のだめ』です。
毎日更新なので、もうあっという間に終盤です。あと4話で終わりです。ホント悲しい。

のだめの周りの大人達、教授達は、のだめ等生徒達に無茶ブリする事で、千秋先輩もその周辺にも葛藤が起きて、悩みを抱えて、違う個性や違う考え方に拒絶反応を示したり、色々とするけれど、でも何かケミカルリアクションが起きて、特に千秋先輩が、最初は教科書通りに出来る事を目指していたけど、そこに違和感や退屈さを感じ、際立つ個性を引き出す事に魅力と喜びを感じるようになり、正当な評価よりも団員の個性を発現する事から来る感動をより重視するようになって行きます。そのプロセスを通じて各自の器が広がって行くのです。

この葛藤を経ての変化こそが、我々がこの世に生まれて来る意味なんだよな、と『のだめ』を観ていて改めて思うのです。

『のだめ』、ふざけているけど深くてイイドラマなのです。
あとたったの4回です。あーーあ。つまんねぇ。

残念。

湖畔人

第453話.気になったテレビ番組(9)『のだめカンタービレ』(再放送)

2020-09-13 23:27:17 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

半沢直樹、他イイドラマが多い昨今ですが、今また嘗ての名ドラマ『のだめカンタービレ』が再放送でやっていますね。

嫁が気を利かせてビデオに録っていてくれたので、毎日、深夜に帰宅した後、睡眠時間を削ってのだめの余韻に浸ってから寝る幸せな日々を過ごしています。(ちょっと寝不足ですが)それも毎日更新ですのでホントサイコーだなと思っている今日この頃です。

のだめは特別な魔法が掛かった今見てもスゴイドラマの一つだと思います。コミカルだし、極端だし、若干、人間の扱いが暴力的で雑な時もあるし、時々、気がふれたように”ヒーィッ”ってなる事もありますが、主人公の千秋先輩の心の呟きがとってもイイのです。

俺様キャラで自分にも他人にも厳しい千秋先輩ですが、でも、生まれ持ったものなのか何なのか、此方が勝手に思っているだけですが、どうも彼の呟きを聞いていると、彼は、下記のような世界観を持っている節があるのです。

"この世界は神が作られた世界で、人間は皆神の子で、転生の中、段々と神に近づき成長して行く事が期待されている存在であり、その中で、結果として段々と神に近づく事が出来た方々が人間としてのマスター達(マエストロ)なんだろうし、そうした方々は、専門知識においても、人を愛する事においても、人を信じる事においても、人を育て、人を動かし組織を運営する事においても秀でたリーダーなんだろう、自分のいつかそうなりたいし、既にマスター(マエストロ)した方々から是非学びたいと思っている。
一方で、マエストロには成れていない他の全ての人達も、皆問題もあるし、完璧ではないし、欠点も多いけど、でも、全ての人達は皆神の子であるから当然皆何らかキラリと光るものをその内に持っていて、自分にはそれが見えるし、そうした各自の光るものは大切にし、さらに伸ばす手助けをしてあげたいな、でもどうであれ、各自全力で取り組むのが前提であるべきだ、"なんて思っている感じを受けるのです。

女好きでハチャメチャに見える竹中直人さん演じるシュトレーゼマンですが、彼のオーケストラに向き合う姿勢を見て、一瞬でその力の差、悟りの階梯における差を千秋先輩は感じ取ったらしく、こう呟きます。
"あの人はきっと、音楽を、人を尊敬して、それが自分に返って来くる(と知っていて実際にやっている)…あれが本物のマエストロなんだ…。"
と呟くのです。もうシビレますね…。

元々潜在力があるから、その実力を正確に計れてしまうのでしょうが、彼の人物評や音楽への評価に関するつぶやきは聞いていてとても深く、音楽や人や世界への愛に満ちていて、とても面白いのです。
それであの抜群のルックスです。
あの頃の玉木さんは世界最強ではないんでしょうか?

主役の、のだめを演じる上野樹里さんも、瑛太さん演じる峰君も、水川さん演じる清良やその他の俳優陣も、今や大スター達ばかりですが、まだ未来のスターの卵だった方々が多数出演していたドラマだから、皆さん意識も志も高いし未来への希望に満ち溢れそれはそれは皆さんホントにもうキラキラしていて見ていてホントに感動的なドラマに仕上がっているのです。

そして音楽、ベートーヴェンの交響曲 第7番やガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーは毎回出て来ますし、数々のクラシックの名曲達を毎回楽しめるのもこの番組の魅力なのです。

こんなドラマはそうそうないです。神ドラマってやつなんだと思います。
再放送されている事をまだご存知ない方は早めに録画予約して楽しんでみてください。ハッキリ言ってサイコーなのです!

では。

湖畔人

第431話.ドラマドラマドラマ 半沢と麒麟 鹿島繋がり

2020-08-10 16:08:09 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

お盆休みですが、早めに仕事を片付けて、ゆっくりお盆休みを味わおうと思いきや、思いの他、仕事のボリュームが多くて区切りが付かず困っている所なのですが、ただ、幾つかのドラマはそんな煮え切らない日常に区切りをつけてくれる程のインパクトを我々に与えてくれますね。

まず、半沢直樹です。怒涛のセントラル証券の章は終わってしまいましたが、逆転に次ぐ逆転劇で息をつく暇もない位の展開でして、こんなに最初から飛ばしてこの後本当に大丈夫なのか?と心配する位のフルスロットル具合でしたが、そんな激動の中でも真理とも言える言葉が半沢の口を通して幾度となく語られ大切なメッセージもしっかり視聴者に伝えると言う見事な構成になっています。この後は国が相手のようですがホント楽しみですね。でもこのセントラル証券の章では賀来賢人さんや今田美桜さん他、将来有望な若手俳優の熱演が見られてとても良かったですね。

次に“麒麟が来る”ですが、月末の再開に向けてダイジェスト版を数回に分けて放映しているようです。で、週末その一回目をやっていたのですが、改めて見ると、まぁイイですね。麒麟。緑鮮やかな野原や田畑も、朝焼けの海原も、美しい白い着物を着た帰蝶の立つ背景の日本庭園も、武将や町民達の衣装も皆とっても鮮やかで豊かな色彩です。こんなにカラフルな大河があったのか?と言う程のカラフルさです。4Kの威力なのでしょうか。美しいですね。自分は綺麗な色彩を見るだけで幸福感が倍増するたちなので、このドラマは見ているだけ幸せになります。自分の敵は分厚いグレーの曇り空です。僅かでも雲間から青空や夕日のパステル色がちょっとでも見られれば、ただそれだけで自分は幸せな気分になれるのです。また長谷川博己さん、凛々しいですね。正義感の強い、真っすぐなサムライらしいサムライとして描かれていますね。流石、鈴木京香さんが認めるだけのお方ですね。そしてこの長谷川さん演じる光秀は大変なモテ具合で、光秀が仕える斎藤道三の娘、川口春奈さん演じる帰蝶も、京都の医者のアシスタントの門脇麦さん演じる駒も、光秀が大好きで仕方がないのですが、光秀の幸せを願って、公の幸せを願って自分の気持ちを抑えて身を引くのです。こうした好きな人の為に自分の好きを抑える悲しみは人生の至る所で見うけられますが、何とも言えないものですね。こうしたものはね。何とも言えません。こうした好きな人の幸せの為に自分の好きを隠す人達の歌特集も後でやりたいと思っています。それにしても川口さんも門脇さんも素晴らしい演技ですね。見事な存在感です。

この麒麟ですが、本木さん演じる道三の”わしの仕事は戦をする事ではない、国を豊かにする事じゃ”と言う為政者としての民を思う気持ちを表すシーンがとても好きなのですが、あのシーンを見るとゲーテのファウストを思い出しますね。

あと気になったシーンは、光秀が細川藤孝と剣を交えるシーンです。そのいさかいを止めた将軍義輝が、光秀の太刀さばきを見て、鹿島の太刀ではないか?と言い、同門同士仲よくしなさい、と、たしなめるシーンが出て来るのですが、ホントかどうかは分かりませんが、両者とも塚原卜伝が始めた鹿島新當流の弟子筋と言う設定でしたね。光秀がそうだったとは聞いたことがないのですが、でもまぁ確かに足利義輝も細川藤孝も塚原卜伝の直弟子だったと言う記録が残っていますね。足利義輝は剣豪将軍と呼ばれ、反乱分子達に急襲されるも最後まで自ら槍や刀でもって応戦、奮闘し、最後は壮絶な死を遂げた勇猛な将軍であったと言われている方ですね。故・李登輝翁の魂との関係性も指摘されている勇気の方です。そうした鹿島の太刀ですが、塚原卜伝も実はドラマ化されていて、その主演をつとめていたのは半沢直樹を演じる堺雅人さんでしたね。また半沢とその仲間達も皆剣道つながりで、剣の道の人達、侍の魂を持つ人達として描かれているように見えます。どうもこの二つのドラマには侍の世界から霊流と言うか指導が入っているように見えるのです。あちらの霊界の侍の世界で、ドラマを通して、この国が嘗てどんな国であったのかを思い起こさせような動きがあるのかもしれません。この国は侍の国ですからね。侍とは義の為に命を捨てられる方々、と言う事ですね。今一番日本に欠けているのがそれであり、半沢たちが我々に訴え掛けている強いメッセージもそれの復活なのです。

日本人よ目を覚ませよ。侍の子孫よ、座して不正を許すのはもうやめよ。正義の為、声を上げて戦え!と言う声が聞こえて来るかのようです。

では。

湖畔人


第405話.青森からの清らかな風 餅ばあちゃんとわさお

2020-06-14 16:31:35 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

最近、清らかな風のような、何か素敵で大切な事を、青森の方角から立て続けに教えられているような、そんな気がしています。

一つ目の青森からの清らかな風は、わさおの存在です。最近お亡くなりになりましたね。もさもさした毛並みの大きな白い秋田犬ですね。何を考えているか判らない飄々とした表情が見ていて笑ってしまう不思議な魅力のブサカワ犬です。拾ってくれた女主人に大切に育てられ、わさおも主人に忠犬として尽くした、そうした美しい関係性のお二方でしたね。溢れんばかりの信頼と愛情と思いやりが滲み出ている、あふれ出している、そのお二方の関係性は、見ているだけで何か感じるものがあったし、何か忘れかけていた大切なものを教えられているような、そんな気持ちにさせられたものです。是非、あの世でもご再開いただいて仲良く楽しく過ごしていただきたいですね。いやそれにしても、本当にお見事なお二方の一生でしたね。とっても素晴らしい御存在だったと思います。

次の青森からの清らかな風は、何時も文句ばかり言っているNHK絡みですが、彼等の良きコンテンツの一つ、プロフェショナルで少し前に紹介されていた餅ばあちゃんこと桑谷ミサオさんのご存在の事です。彼女も大変立派な方ですね。現在90代、60代で老人ホームに母直伝の笹餅を持ってたまたま訪問したところ、その味に感動して涙を流すご年配の方々の姿を見て、逆に感動してしまい、その感覚が忘れられず、その感動を求めて、以来30年間、笹餅を作り続け提供し続けている女性起業家、菓子職人と言う方です。90代の今でも背筋がスッと伸びていて、笑顔が素敵で、自転車で何処にでも行ってしまう、そんな素敵なお婆様です。何十年も前に母から教わった言葉、母に掛けられた思いやりのある出来事、人生訓、その全てをまるで昨日の事のように憶えている少女のような純真さを保った素敵な女性です。どうすればもっと笹餅の品質を良く出来るのか、日々改善を重ね続けて来た彼女の笹餅には多数の固定ファンがいて、店頭に商品を置けば、あっという間に売り切れてしまいます。こうした方は、多分何をやっても旨く行くタイプの方なんでしょうね。ただ目覚めたのが60代とちょっと遅咲きでした。90代だと言うのに未だに自分の面倒は自分で見るし、それどころか、病気になった息子夫婦の事を気遣い、差し入れをし、代わりに自分が病気になってあげたかったと言う彼女は、人として完成していますね。利他の人、愛の人です。こうした見事な人間になりたいものですね。
きっと彼女は亡くなるその日まで働き続けるのでしょうね。所謂ピンピンコロリという生き方ですね。最高の生き方です。私の尊敬する宗教家も生涯現役、ピンピンコロリを推奨していますが、まさしくその好例かと思います。60代からの起業と言うのも、とても今時のスタイルだと思いますし、とてもカッコイイと思います。想像では、この回を見ていた多くの年配の方々が刺激を受け、インスパイアーされた事と思いますね。これからの時代は各自がそれぞれ小さな商売をして自分で稼いで自分で自分を養うと言う、そうしたセルフヘルプの精神の時代かと思いますので、ある意味時代を先取りしている素晴らしい生き方かと思います。とてもカッコイイし憧れます。

それにしても彼女が自転車に乗って田園を駆けるその姿は、それ自体がまるで天国の光景のようで、とっても美しかったですね。美しい人の美しい人生の物語です。神様も彼女を見れば、人間を作ってホントに良かったな、こうした人間の存在を見る為に自分は人間を存在させ続けているんだよ、なんて思うかもしれませんね。

そしてこの回を担当し製作に携わったNHKの方々も、人間としてのレベルが相当高い方々なんでしょうね。NHKも政治と近代史を語らすとそれはもうヒドイものですが、こうした素晴らしい番組を作る方々も一方ではいる訳です。まさしく玉石混交の世界ですね。NHKも。こんな素晴らしい番組なら喜んでお金を払いたいと思います。ですから、番組ごとの支払い制にすべきかと思いますね。酷い番組の場合は、人の貴重な時間を奪ったとして視聴者に返金をさせた方がよいかもしれませんね。是々非々の対応が要るかと思います。

最近は、地方再生に奮闘する編集者の回や、宮崎駿さんの再放送をやったりと、当たりの回が多かった印象です。宮崎さんは反原発、9条保持、極めてリベラルな方ですが、一方で多分、想像では、神や霊も輪廻も普通に受け入れられている方なんだろうと想像していますし、左翼なのに霊も神も認めると言う不思議なバランス感覚の持ち主のようで、実はその感じは坂本龍一さんにも似たものを感じていて、彼の場合は自分自身の事をドビュッシーの生まれ変わりと思っていた時期もあったらしく、と言う事は、多分きっと霊も輪廻も認めているのでしょう。こうした唯霊論だけど左翼と言うのは、日本特有の独特な左翼の在り方の一つなのかもしれませんね。まぁ欧州にもキリスト教左派と言う存在もいますけどね。平等に重きを置く方々なのでしょう。でも社会主義も共産主義も支配層がその他の全ての民衆を隷属的に支配をし、一切の例外も批判も認めず、個人の自由を認めず完全なる統制を目指す、ある意味人を家畜扱いする構図を持つ体制ですので、人間神の子、神の子としての各自の自己実現を大切にすると言うアメリカの保守党的な人間神の子の世界観、個人の自由と尊厳を尊ぶその思想とはあまりなじまないのです。宮崎さんの事は大変尊敬申し上げておりますが、思想は思想でまた別の話ですね。自分は原発も肯定なら9条保持なんて狂気の沙汰と思うタイプです。9条保持なんて主権国家(独立国家)としてあってはならない状態だと思いますし、論外だと思っていますし、9条保持を許容する国会議員は、主権者である国民の生命と財産と安全を護ると言う国民の代行で政治を行う存在としての最低限の義務を放棄した議員資格の無い方々だと思いますね。その根本的問題を指摘せず、改める事が出来ない政治家は国会議員でい続ける資格が無い方々かと思いますし、保守の政治家なんて自称しては決してならないと思います。

それでは、また。

湖畔人