第238話. 実はレーダー事件の時、韓国軍は北のクーデター犯を拿捕中だった?

2019-03-02 16:30:35 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

ハノイの米朝会談は物別れに終わりましたが、米側から見れば、まだ秘密の核施設も含め実は数多くの核施設が北で稼働している事実が丸見えなのに、“老朽化し実は過去の遺物の寧辺だけ廃棄するから経済制裁を全部解除をしてください“、では随分虫の良すぎる話になりますから、個人的には、決裂となってよかったと思いますね。トランプさんは金正恩の事をまだ信頼してまだ期待をしていると思いますが、まあ、どうなりますかね・・・。最悪また元の緊張状態に戻ってしまう、何て事もあるかもしれません。北も、今回の決裂は想定外であり、“いやアメリカの理解には誤解がある”と等と言うコメントをわざわざ夜中に出して、動揺を隠せない感じですが、後はまぁ北の覚悟次第ですね。アメリカの要求は、“全て(全核施設)を手放せば全て(制裁解除と巨力な経済支援)を手に入れる事が出来る、だから信じて腹を括って全ての手を放しなさい“、と言っている訳です。後は北がそれに乗れるかどうかですね。

金正恩の苦労は、昨年から方針を変え、核建設と経済建設という併進政策を止めて、経済のみに注力する事に方針転換したのですが、当然軍部にはそれに不満がある訳で、国内の軍部の不満を如何にガス抜きしつつ且つエサを与えて、如何に懐柔し続けられるかが彼にとっての最重要課題のようですね。下手をするとクーデターで金一族もろとも滅ぼされかねないリスクを抱えた状況です。

先日、ある週刊誌のオンラインサイトで、実は、先日日本海で自衛隊機への韓国軍によるレーダー照射事件がありましたが、あの時、韓国軍が対応していたのは、実は北のクーデター未遂の兵士の拿捕だったと言う記事が載っていました。この記事の真偽の程は定かではありませんが、金正恩は、経済建設の目玉として元山の葛麻半島に100棟を超すリゾート施設を作って朝鮮のハワイみたいな一大リゾート地帯を作ろうとしており、その工事に人民軍を宛がおうとしていたようです。そんな中、金正恩が元山の葛麻を視察中に人民軍による暗殺未遂事件が起きたようで、金氏は一命を取りとめ、主犯格の軍人たちの多くは逮捕され処刑されたようなのですが、うち5人だけが逃亡に成功し、軍の船で日本に亡命を計ったとの事。これを知った北は騒然となり、自分達で追いきれないと、ホットラインを使って文政権に応援を願い、5人の逃亡者の追跡と拿捕を依頼した。そこで韓国は、海軍を出して、日本海一帯を捜索する事とした。一方、これら一連の韓国の動きをキャッチし不審に感じた自衛隊は、P-1哨戒機を出して偵察に向った。韓国側としては、この『隠密行動』の意味を悟られてはマズイし、説明を要求されても絶対に言えない状況下にあったため、焦って自衛隊の哨戒機を追っ払うためにレーダー照射をやってしまった、実はそう言った裏事情があったらしい、と言う衝撃の内容の記事がアップされていました。でもだったら確かに合点がいかなくも無いよな?とも思える内容でして、正直、真偽の程は判りませんが、少なくとも金正恩がクーデターの危険に晒されながら難しい舵取りをやっているのは間違いのない事実のようです。

湖畔人