華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

元かしまし娘

2009年07月08日 20時32分14秒 | Weblog
今週で工場を辞める。なので、同時期に入社した同僚とランチを食べに行った。私を含めて8人が早上がりか休みを取ったので、工場としてはかなり迷惑な話やけど。

私もここまでバイト先のことについてチョコチョコ書いてきているけど、何もそれは私だけが感じているわけではなく全員共通。席についた途端、まー出るわ出るわ、日頃のウップン。料理を注文し、食べ放題のパンを食べ、料理を食べ、デザートを食べ、コーヒーを飲み終わっても話は止まることを知らず。正直言って、私は何を食べたか覚えていないぐらいだ。
話の内容は工場における各自の経験談。あの人に怒られた、この人に助けられた、あの人いい人、この人感じワルイ人…などなど。同じ人について話すにしても、それぞれが持つ印象は違うので、そういう話をすり合わせていく過程はとても面白かった。それに加えて、悪口にはならなかったのも楽しく話せた理由。みんな、事実を比較的淡々と受け止めていて、それぞれに不満はあるものの愚痴愚痴言うことなく、最終的に「いろんな人がいるよね」。この調子だったのでイヤな気持ちは残らずスッキリとした。
そんな感じで、お店の人にいやな顔をされながらも、1時前から4時過ぎまでノンストップでおしゃべり(水も替えに来なくなった!!)。“女が3人よればかしましい”というところ、8人もいたんやから当たり前よね。こうやってマイナスの気持ちを吐き出すことでスッキリし、最終的にプラスとなって返ってくるんだから、おしゃべりって一番安くつくストレス解消なんでは? 女性が世界各国の政権を握ったら武力闘争ではなく、「アメリカ腹立つねーん」「最近、イランが生意気じゃなーい?」ぐらいの文句の言い合いで終わって、世界平和がもたらされるかも。

みんなと共に働いた期間は約3か月。同時期に毎週のように新しい人が入ってきたけど、中でもこの人たちと仲良くなれて良かったと本当に思う。なぜなら、ちょっと上からモノ申すけど、楽しようとする人がいる中で、今日一緒にランチを取った人はよりよい仕事をしようとする努力をする人ばかりだから。自分たちがちゃんと努力しているという自負があるからこそ今日の会話は愚痴にはならず、実際に起こるやや理不尽とも思えることを笑い飛ばせるんだと思う。
私は工場で働き始めた当初、不満ばかりがたまり、仕事をまったく楽しめなかった。けど今は、みなで過ごすランチの時間を楽しみに頑張っている。私の入社が一週間早かったり遅かったりしたら、環境はずいぶん変わっていたはずで、そういうことを想像するにつけ「私は人運に恵まれている」と思う。

さて。
私の勤務もあと2日。今日でたまったものはスッキリ出し切ったのでもうひと頑張りするかな。
写真はランチの後の一枚。
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