華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

初めての…

2009年07月16日 21時39分22秒 | Weblog
現在、家に母が使用していないときは実家の車・ヴィッツを乗り回している。過去に自分の車を持ったことがなく、このように隙を狙って運転するだけなので、実は

給油をほとんどしたことがない。

いや、過去にはもちろん数回ある。しかしそれは、給油口の扉はカギで開ける時代だったし、さらに言えばガソリンスタンドに車を止めさえすればすべてのことはスタッフの手によって行われる頃の話。セルフサービスになってから母が給油する際に同乗していたことは多々あるけど、覚える必要のないものはまったく覚えようとしないので、今日に至るまでセルフサービスでの給油の仕方を知らなかった。しかし、連日乗り回していたのでとうとうガソリンが底に近づき、母から「給油しといて」とのお達し。

そして今日の夕方。「私にできるんだろうか?」と多少の不安を抱えつつガソリンスタンドへ。セルフサービスの給油は初体験である。そしてさっそく最初の課題に、スタンドへ入る直前になって気付いた。

給油口って車体のどっち側にあんの?

何度も給油には立ち会ってるし、過去にも給油したことがあるはずなのに右か左か覚えていない。スタンドに入ってから違う方向に停車していることに気付き、方向転換とかしてたら「あの人、給油の仕方、知らんねんで」と笑われること必至。なので一生懸命思いだそうとした。

でもそんなん無理。

そして気がついた。

そうだ、対向車を見よう!

走り抜ける対向車をチラ見して、それらの全部が運転席後方に給油口を持たないことを確認。ただ問題はそれらが全部軽自動車だったってことで、「普通車も同じよね…」と若干ドキドキしながらスタンドイン。幸い、我がヴィッツも左後方に給油口を持っていて一安心。
その安心もつかの間。待ち受ける次なる問題。

給油口ってどうやって開けんの?

私が知っているのは、カギを渡してあとはお任せ…の時代。でも今は違う。さすがの私でもボタンひとつで給油口が開くことぐらいは知っている。ただ、

そのボタンがどこにあるのかわからない。

とりえあず運転席の周りにあるボタンを押しまくり。パワーウィンドウのチャイルドロックを作動させたり解除したり、サイドミラーを出したり引いたり、ボンネットやトランクを開けたり閉めたり…。ゴソゴソと不審な挙動をすること数分。「もうダメだ!!」とあきらめかけ、奥にいる店員さんを呼ぼうとしたその時、

イヤーン、足元にあるじゃーん

やっとこせ給油口を開けるに至った。
そして次なる課題は給油そのもの。しかしこれは非常にスムーズ。なぜなら機械が「カードを入れてください」などとすべてを懇切丁寧に教えてくれるから。誰もいないのをいいことに「はいはい、カードですねぇ」「えーっとレギュラーでいいでーす」「あ、領収書要りまーす」などと、機械の発する音声に声を出して受け答え。ほんま、どっかのうっとうしいオバハン状態。ホースを給油口に突っ込んだときの角度が悪くてガソリンが噴き出したらどないしよー!?と一瞬ドキドキしたけど、それもなんなくクリア。こうして無事に給油が終了した。

エンジンをかけ、ガソリンスタンドを後にしたときは、またひとつ大きくなったような気がした。

…ってそんな大層な話かっつーの(ノリ・ツッコミ)。

まぁ、なんだ。いくつになっても“人生、毎日が勉強”ってことで。人間35年生、がんばりまーす。
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やさしさ!?

2009年07月16日 00時44分46秒 | Weblog
無意味な殺生はすべきではないと思っているけど、この季節、やはり蚊やハエにブンブン飛び回られると息の根を止めるまで追いまわしてしまうもの。あ、ゴキも。でも、なぜだかわからないけど、私は叩きつぶすのが好きではない。まぁ、好きな人も少ないと思うけど、要は叩いた後、ブチュッとつぶれた姿を見たいとは思わない。なので、ゴキならスプレーで、ハエなら空中を飛んでいる最中に新聞アタックで、なるべく殺傷するようにしている。
ただ、蚊は難しい。だいたい発見するのが腕や足に止まっているところやし、またアタックの標的にするにしても小さすぎるため、どうしても叩きつぶすことになる。そしてつぶれた蚊の姿を見てげんなりしてしまう。

普段こんなことを考えているわけやけど。
今日、お風呂に入っていたら一匹の蚊が壁に止まっていた。こちらは丸腰。しかも体や頭を洗っているときはやつの羽音を聞き取ることもできないので、血を吸われるのは必至。ゆえに早々に消えていただく必要があった。で、先にも書いたように、無益な殺生はすべきではないし、また叩きつぶすのは基本的に好きではない。そしてここは風呂場…とくると

やっぱり流すべきでしょ。

ヤツが手の届く範囲の壁に止まった瞬間、その上から大量のお湯をかけて一気に流し去ってみた。そのお湯がすべて排水溝に流れた後、ヤツの姿を見かけることはなかった。
叩きつぶさずに済んだし、かつ排水溝は何も水でいっぱいなわけじゃないので、ある程度まで押し流されたらヤツも水面に出るチャンスがあるはず。またどこかの下水溝から地上に上がって、私ではない人の生き血を吸って生きていけるかもしれない。

叩きつぶさずに済んで、無益な殺生をせずにも済んで一石二鳥。

いいぜ、“水流し大作戦”。

この際、蚊にも溺死する可能性があることには目をつぶることにしよう。あの排水溝サバイバルを生き残っていてくれていることを祈る。
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