今日も実習。することがあまりなくて暇な時間を過ごすのが普通になっていたけど、今夜はいろいろとあった。細かいことはプライバシーの問題で書けないけど、総合失調症の患者さんが興奮、それが派生して他の患者さんも興奮するという事態が起きた。正直なところゴシップ精神による興味もあったし、また看護師を志す人間としての興味もあった。患者さんを診るために来たお医者さんにいろいろと質問もできたし、勉強になる夜だった。
総合失調症にはいろんなタイプがあって、最も多いのが妄想型総合失調症。その症状として妄想、幻聴などがある。幻想の種類にはパターンがあって、
1. 何かにすごく怯える(誰かが自分を傷つけにくる、等)
2. 自分を国家レベルで重要人物だと信じ込む(「大統領にアドバイスをしているのは私だ」「国から使わされたスパイだ」など)
3. 宗教的思考が強くなる(神の声が聞こえる、神が「○○しろ」と言っている、など)
が主なもの。ちなみに今夜の患者さんは某国の皇太子を亡き者にすると言っていた。
これらの思考はもちろん一般的には受け入れがたく「何言ってんの!?」ってなものだけど、患者さんたちにとってはそれが事実。これらの思考回路は、たとえば喉を痛めたら咳が出るように、頭をぶつけたらコブができるように、総合失調症を患ったら出てくるもの。精神病がどういうメカニズムで発症するかはまだ明らかにされていないので明確な治療法もない。どんな事情であれ他人を傷つけることは許されないけど、精神病だからといって一方的に非難されるべきではないことを伝えたくてこれを書いている。
ちなみに当の患者さんが今夜興奮した原因はお酒。症状が落ち着いている人は一日数時間の外出が、信用のもと、許されるのだけど、この方は外出の際に禁止されているはずのお酒をどこかのパブで飲んだらしい。お酒以外にタバコやドラッグの中毒者は総合失調症をわずらいやすく、またこれらは症状を引き起こすきっかけにもなる。
まだまだ未開発の部分がある精神病の分野。日本では“恥”や“外聞”と言った美徳も手伝ってか、この分野の研究が遅れている。もっと理解が精神病に対する理解が深まるといいなぁと感じた夜だった。
総合失調症にはいろんなタイプがあって、最も多いのが妄想型総合失調症。その症状として妄想、幻聴などがある。幻想の種類にはパターンがあって、
1. 何かにすごく怯える(誰かが自分を傷つけにくる、等)
2. 自分を国家レベルで重要人物だと信じ込む(「大統領にアドバイスをしているのは私だ」「国から使わされたスパイだ」など)
3. 宗教的思考が強くなる(神の声が聞こえる、神が「○○しろ」と言っている、など)
が主なもの。ちなみに今夜の患者さんは某国の皇太子を亡き者にすると言っていた。
これらの思考はもちろん一般的には受け入れがたく「何言ってんの!?」ってなものだけど、患者さんたちにとってはそれが事実。これらの思考回路は、たとえば喉を痛めたら咳が出るように、頭をぶつけたらコブができるように、総合失調症を患ったら出てくるもの。精神病がどういうメカニズムで発症するかはまだ明らかにされていないので明確な治療法もない。どんな事情であれ他人を傷つけることは許されないけど、精神病だからといって一方的に非難されるべきではないことを伝えたくてこれを書いている。
ちなみに当の患者さんが今夜興奮した原因はお酒。症状が落ち着いている人は一日数時間の外出が、信用のもと、許されるのだけど、この方は外出の際に禁止されているはずのお酒をどこかのパブで飲んだらしい。お酒以外にタバコやドラッグの中毒者は総合失調症をわずらいやすく、またこれらは症状を引き起こすきっかけにもなる。
まだまだ未開発の部分がある精神病の分野。日本では“恥”や“外聞”と言った美徳も手伝ってか、この分野の研究が遅れている。もっと理解が精神病に対する理解が深まるといいなぁと感じた夜だった。