華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

手術室最後の現場

2013年02月04日 21時49分54秒 | Weblog
今日からDPU(Day Procedure Unit)勤務。
昨夜から自分の体調を心配していたせいか、目覚ましよりも30分前に目覚めた。喉の痛み具合を確かめるために声を出してみる。「あーあー」。少しイガイガしてるけど大丈夫。鼻水も鼻づまりもない。熱も下がっている。だけど体がだるい。どうしよう…と始業時間の1時間前まで悩んだ末、結局出勤することにしてベッドを出た(ウチから病院まではドア-ドアで15分)。今日から新しい現場で、しかも初日だったのでさすがに休みにくかった。

DPUの午前中の主な仕事は手術を受ける患者さんの受付。その日のうちに帰る人、手術後入院する人で多少作業内容は変わってくるけど、基本は体温、血圧等をチェックしつつ患者さんの状態を把握。そして手術の最終の確認や書類記入など。
DPUでは看護師としての作業は少ない代わりに、看護師としての知識が要求される。なぜならあらゆる手術内容を把握しておく必要があるので。先輩の作業を眺める中で、様々な手術の名前が聞こえてきた。今日はそんな場面に出くわさなかったけど、患者さんの中には手順を確認してくる人もいることやろう。私はなんとなくどんなことをするのか想像はできても、ちゃんとした絵を描けといわれるとわからない。これは英語がまだわからんというのも大きな理由なんだけど、知識不足が最たる原因であることは否めない。
また、中には筆記体で記入していたり、申し訳ないけど字が汚い人もいて単純に何を書いているのか読めないことも多々。しかし、もしもあらゆる手術の名前が頭に入っていたら、なんとなく想像がつくはず。勉強不足の私にはそれができない。なので、DPUの作業には看護師として豊富な知識が要されるというのが初日の印象。
ただ、先輩たちはみな良い人で「数をこなすと慣れるものやから、一日で覚えようとせずに、何をやっているのかを理解するようにだけすればいいよ」と声をかけてくれた。ありがたや。

初日の今日は手術件数が多くなくスロースタート。なので座って過ごせる時間も多かったんだけど、鼻水・鼻づまりが復活した上、時折フラッ。DPUが忙しくないため、昼からは先週同様リカバリールームに行くように言われていた。リカバリールームでどんな作業が行われているかは見て知っているし、そもそも研修中で戦力としてアテにされてはいない。そんなわけで午後から休んでも影響はなさそうだったので、DPUでの仕事が終わった時点で体調不良を理由に早退させてもらった。気合いで乗り切れないことはなかったけど、そんな浪花節な根性はこちらでは別段歓迎されない。それどころか他の先輩から「病気だったら出社したらアカンよ」と言われる始末。というわけで、今日は3時間働いただけで病院を出た。

帰宅してからはひたすら寝ていた。気合いで乗り切れそうとか言いつつ、しんどかったのは間違いなかったらしい。面白いもので、ゆっくり休んでいたら夕方ごろにどんどん体が軽くなっていった。治っていく過程を改めて確認したのは初めてかも。
今は夜で、もう寝る時間。明日は問題なく働きに出られそう。というか、DPUでは計4日しか働かない上、すでに1日が終了。残りの3日でもっと学ばないと。ヨシ、寝よう。明日は頑張るぞ。
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