華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

責任の所在を明らかにしたい

2020年05月31日 21時48分34秒 | Weblog
今日も午後から仕事。
朝はいつもと変わりなく。犬の散歩に出て、ご飯を食べさせて、あとは家のことをしていた。
今日は久しぶりにチキンのトマト煮込みを作った。テレビドラマ「きのう何食べた?」でシロさんが作っていたやつ。キノコ類がないシンプルなもの。ご飯にかけて食べた。おいしかった。私が作る鶏料理って本当に限られてるもんね。たまには違ったことをしないとね。

ゆっくりまったりとして過ごし、お昼から仕事へ。

今日もポート3で勤務。
現在入院中の患者さんに、特に難しい人はいないけど、面倒くさい人はいる。
そのうちのひとりが、酔っぱらってすっころんで骨折してうちに来た男性。入院しているだけで本当になんっにもしない。リハビリは全拒否。ドクターの回診にも起き上がることなく適当にやり過ごしてる。一日中寝てばかりでベッドから出ることがほぼない。

うちは公立病院。医療費が無料。それをいいことに何を勘違いしているのか病院をホテル、看護師をメイド扱いする人は少なからずいる。私はこういう患者さんが大嫌いだ。医療費が無料なのは税金が投与されているからであって、実際は無料ではない。患者さんを一晩入院させるのにざっと10万円はかかるとされている。だから病院にいるのにすべてのケアを拒否するような患者さんにはとっとと帰っていただきたい。
先週ドクターにも「あの患者さんを退院させてください」とだいぶ言ったんだけど、かなわなかった。現場を回る若いドクターは看護師の意見に納得してくれるけど、最終的に方針を決める一番偉いドクターは普段、患者さんがどんな様子かなんて知らないもんね。報告は受けてると思うけどきっと大したことだと思っちゃいない。

今夜、この患者さんがナースコールを押した。部屋に行ってみると「お茶入れて」。だからシラッとした態度で「あなたは歩けるのよ。台所に付き添ってあげるから行きましょう」と伝えた。ちなみに骨折箇所は上半身なので歩行にはまったく問題がない。すると患者さんは「いや、無理。だって明日は○○のミーティングがあるから」とわけのわからんことを言い出した。どうやら話題を変えて、私が「歩け」と言ったことをうやむやにしたいらしい。だから話が解決したときにはもちろんお茶など入れずに部屋を離れた。
そしたら小一時間ぐらいしてもう一度ナースコール。部屋に行ったら「お茶」という。このときもう一度「ベッドから出ろ。あなたは歩けるんだからキッチンへ行け」と明確にはっきりと伝えた。そしたら適当なことを叫んで布団をかぶったので、そのまま部屋を離れた。もちろんお茶なんか入れてない。そしてこの後患者さんがナースコールを押すことはなかった。怒るか拗ねるかしたみたいだけど知ったこっちゃない。
誤解しないでほしいけど、この患者さんにだって私は看護はきちんとやる。ただ、うちはリハビリ病棟。なんでもかんでも手伝うことが正しいわけじゃない。自分で歩けるよう、トイレに行けるよう、ベッドに入れるように手伝うのが仕事。患者さんを無事に家に帰すのが目的なんだからさ。
ハッキリ言って手伝う方が楽。早く済むし、安全。この患者さんにしたってお茶を入れて黙らせている方がこちらのストレスは少なくて済む。事実、うちの病棟でも何も言わずに頼まれたことをする看護師は多い。でもそれではリハビリの意味がない。そして何より私はお茶くみではない、看護師だ(お茶くみが悪いという意味ではない。悪しからず)。だから私はこういう状況をうやむやにしない。
なので患者さんや同僚からでさえも煙たがられること多々。悪者になることで疲れることもある。でも正しいことをしていると信じているから基本は気にしない。ビバ☆鈍感力。

帰宅。
今日、Dは偏頭痛が起きたとかでくたばっていた。帰ったらすでにベッド。ぐーすか寝ているので大丈夫かな。
私はモーレツにお腹が空いている。だけど月末の今日、目標体重に達成するどころが逆行してしまった。あぁ。一カ月いちキロがこんなに難しいとはねぇ。40代後半の代謝の悪さを実感。置き換えダイエットだけでは限界に来てるのかしら? 運動も足さないとだめかな、やっぱり。

帰ってからもいろいろと仕事のことを考えていたら、なんか目が冴えてきた。コーヒー飲んだら逆効果かな? どうしよう。考えよう。

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2 コメント

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Unknown (くま)
2020-06-01 09:02:18
その後ペッパの調子はどうですか?
元気もあるし
どんどん体重が減ってる様子ではないので
大丈夫だとは思いますが

リハビリ目的の患者さんは社会復帰に向けて頑張るタイプと
何もできないからすべてをやってくれタイプに分かれますよね
頑張ろう!と思うまで
いろいろな心理的段階もありますけど
「台所まで付き添います」って申し出ているのだから悪者でも何でもありませんよ

旦那さん、大丈夫ですか?
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Thank you for your comment (Yoshimi)
2020-06-01 11:48:20
くまさん。
ペッパは相変わらず食べたいものしか食べませんが、食欲はあるようなのでもう特に心配はしてません。おそらく性格によるものですね。

私は患者さんが何かをするとき積極的に手助けをしません。何ができるかできないか。できないとしてもやろうとしてもできないのか、看護師に頼る気満々でやらないのかを見極めるようにしています。
後者には「よし、あなたの強さを私に見せてくれ!」「頑張れ、腹筋!」などと励ましながら自分でやってもらうようにしています。そしてできたら「すごいね、やったね!」と伝える感じ。
挑戦もしないような人にはしようとするまで静観です。
リハビリは“待つ看護”だと感じますね。
私は悪者ではないんでしょうけど、何もしたくない人にとっては嫌な看護師でしょうね(笑)。

Dの頭痛は、今朝にはケロッとしてました。半年に一回ぐらい起きるんです。偏頭痛はつらいものですが、よく寝たら治るようなので助かります。
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