餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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栃木の方言・・14・・もごう/おどもり編

2011年11月05日 23時22分35秒 | 栃木の方言
もごう・・・・むこう

・用例・・「もごうにめーんのは、○○山、そのわぎにめーんのが▼▼山・・」
(塩原温泉で名物の「トテ馬車」の御者さんが実際に使っていた言葉)
     
・意味・・「向こうに見えるのは、○○山、その隣に見えるのは▼▼山・・」


おどもり・・・・(小さい子供の)子守り

・用例・・隣のうぢに行ってくっから、〇〇(名前)をよ~ぐおどもりしてでくろ!
          (ちょっと上の兄弟姉妹に頼む)

・意味・・隣の家に行って来るから、〇〇(名前)の事を、よく子守しててくれよ!


全く興味のない方、申し訳ございません
それでも、まだまだ続きま~す。



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栃木の方言・・13・・こじはん/あまい編

2011年10月24日 23時04分12秒 | 栃木の方言
こじはん・・・今で言う「おやつ」にあたる。
     主に農作業の合間に食べるちょっとした食べ物。(おにぎりなど)

・使用例・・・・お~い、こじはんだぞ、田んぼがら上がれやー。
 変形した使い方・・・(ご飯の後にほっぺにご飯粒が付いている状態を)
          「こじはんが付いてっつぉ」 という。(付いてるよ)

あまい・・・・・・・味が薄い事。(甘いではない)

・使用例・・きょうの味噌汁、あまがねが?(味が薄くないか?)(がは、濁音)
      にゅうめんにすっと、いづも汁があまいんだがら
        (にゅうめんにすると、いつも味が薄くなるんだから・・・・。)


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栃木の方言・・12・・こでっちり/こでらんね編

2011年10月04日 21時30分45秒 | 栃木の方言
こでっちりまたは(ごでっしり
・「たくさん」という意味なのだが、「みっちり」といった方が意味合いが合う。

用例
・ゆんべは、久しぶりに幼馴染が来たもんだがら、「こでっちり」飲んじゃったー。
・回転寿司は、どういうわげが「こでっちり」食わさっちゃう。
 訳・・回転寿司は、どういう訳かいつの間にか腹いっぱーい食べてしまう。


こでらんね
・こたえられない、たまんない♪の最上級の言い方、になります。

用例
・あそこの「下野和牛」は、うんまくて うんまくて「いやー、こでらんねわ」
(10万円もする最高級の和牛があるそうです・・)
・食べてとろけるような「トロ」は、いつ食べても「いや、もうっ、こでらんね」
・明日も明後日も、好きな魚釣りが出来るなんて「う~ん、もう こでらんねーなー」

~~~~~~~ 追   記 10/15 ~~~~~~~~

ラジオからこんな川柳が聴こえました。

  ・こでらんね  フランス語で云えば  トレビア~ン
こでらんねは判らなくても、トレビアンはもう日本語と同じですね。


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栃木の方言・・11・・・「塩原げんこ」/「あったらもん」編

2011年09月25日 22時44分15秒 | 栃木の方言
塩原げんこ
※塩原とは、塩原温泉で有名な旧塩原町の事です。(現・那須塩原市)
塩原に近い、我が家周辺だけで使用している言葉かと思い検索してみると
何と茨城県出身者の方も使っていたとあった。

しかし、検索で出てくるのはごく少量だけ・・・。
極めて少数者しか使用していない貴重な方言と云えよう。
最近、何十年も使ったことがなく、死語化しているのでは・・・。

「塩原げんこ」 とは、普通のげんこつではなく両こぶしを握って
両こめかみに当て、ぐりぐりと強く押し当てられる行為を言います。

普通のげんこつは、怒る方も本気で怒りますが、「塩原げんこ」の方は
ちょっとユーモラスがあるような怒り方、怒っても余裕がある叱り方ですね。


あったらもん
「あったらもん」とは、もったいない事を言います。

・使用例・・・山登りんとぎに、お昼の弁当は
おにぎりを持って行ったんだきっと、
       まぢがってぼごどしちったんだ。
       あったらもんだったがらゴミだげきれいに取って
       食べっちった。

・解説・・・山登りの時に、お昼の弁当は
      おにぎりを持って行ったのだが、
      間違って落としてしまったのだ。
      もったいなかったのでゴミをきれいに取って
      食べてしまった。

余談ですが、宇都宮市は「もったいない」運動をしています。
宇都宮の方たちも、「あったらもん」などと言うのだろうか?
聴いたこと無いような気がするなぁー。



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栃木の方言・・10・・・・「あぶらむし」

2011年08月31日 22時26分28秒 | 栃木の方言
▼意味・・「かくれんぼ」や「缶けり」など、子供同士の遊びの中で
最初に見つかっても次に「オニ」にならずに済む特別ルール適用者。

昔は、同年代だけではなく弟や妹などとも一緒に遊んでいた。
余りに歳が離れている年少者は、「あぶらむし」と皆で了解をした。

▼誰々ちゃんは、小さいから「あぶらむし」ね!。などと使われる。
 指定されるのは、皆とは同等に遊べない、かなりの年少者に限られる。


この項を書くにあたり、各地の「あぶらむし」に相当する言葉を調べてみた。

・山形: 「あぶらすっこ」
・東京都、茨城、長崎、静岡、埼玉: 「みそっかす」「おみそ」
・静岡県富士市:「あぶらげ」
・静岡県静岡市:「あめんぼ」
・静岡県西部」:「おとうふ」
・名古屋: 「たらこ」「ちょうちょ」「とうふ」
・三重県:「はえのごべ」
・滋賀県の北部:「うめぼし」
・大阪周辺:「ごまめ」
・岡山 : 「たまご」
・香川県丸亀市:「みず」
・愛媛県新居浜市:「べべこ」
・徳島県徳島市:「あぶらご」
・福岡県南部の八女:「かてかてまんじゅ」
・福岡県方城町、直方市:「ままこ」
・福岡市:「あぶらむし」


調べるにあたり、http://www.freeml.com/wefree/say/special_2/ を参考にさせて戴きました。


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栃木の方言・・9・「こわい」/「じゃーぼ」編

2011年07月23日 22時41分09秒 | 栃木の方言
■「こわい」・・・全国的には、怖い、恐い、強い(かたい)という意味が多いですが
          栃木では、「疲れた」という意味です。

使用例、1
私・・昨日は、久し振りに那須の三つの山を縦走して来たんだー!。
友・・ほんじゃ、だいぶこわがったんべー!。(かなり疲れたろうー)
私・・ 身体はこわいし、足はつるしでいんがみだよー!。
(訳・・・身体は疲れたし、おまけに足はつってきたし、大変な目にあったよー!)

使用例、2
・珍しくソフトボールの試合に出たら、思わず一生懸命やっちゃって、
 三日経った今でも「あーッ、こわいこわい!!」(二つ続けることが多い)


■「じゃーぼ」・・・葬式の事。

使用例、1
・この忙しいのに、「じゃーぼ」が出来っちったよ!。
(訳・・仕事が忙しい時なのに、お葬式が出来てしまったよ!)

使用例、2
・お昼めーに、「じゃーぼ」に行ってきたのに、昼過ぎっからはごしゅぎだがら、
 ネクタイの色だげはまじげねーようにと、気ー使ったよー。
訳・・午前中に、お葬式に行ってきたのに、午後からは結婚式だから
   ネクタイの色だけは間違いのないようにと、気を使ったよー。

この二つの方言は、現在でも我々の世代で大活躍中です。




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栃木の方言・・8・「おーがん/おがんじめ」編

2011年07月05日 21時41分53秒 | 栃木の方言
両方とも、もう死語になっているのでは??と、思えるほど最近は聞いたことがありません。
子供のころは、親も使っていましたが、テレビの普及で急速に共通語化したように思います。

■おーがん・・・・道路、大きな道
 用例・・・まだバスが行ってねーが、「おーがん」でみででくろ。
  訳・・・・まだバスが通り過ぎていないか、道路で見張っててくれ。

■おがんじめ・・・・・乞食
 用例・・・・おめもそんなこきたない恰好でいっと、「おがんじめ」に連れでいがれっちゃーよ。
  訳・・・・お前もそんなに汚れた格好でいると、乞食に連れて行かれるよ。


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栃木の方言・・7・「かっぱぐ/かっつぁぐ」編

2011年06月25日 21時51分34秒 | 栃木の方言
◆かっぱぐ・・・・剥がすというような意味ですね。(最後の「ぐ」は鼻濁音で)

例文1・・あんちゃんがまだ寝でっから、学校遅れるよーって布団をかっぱいで来な!
訳・・兄ちゃんがまだ寝てるから、学校に遅れないように布団を剥がしておいで!
  
例文2・・隅田川で死体が上がったの?うん、莚(むしろ)掛げてあっから、かっぱいで顔を見でみな・・。
訳・・・隅田川で死体が上がったの?うん、莚を掛けてあるから、剥がして顔を確認してみな・・。

◆かっつぁぐ・・・・引っ掻くこと。最後の「ぐ」は、東北、関東では訛って濁音でいう。

例文1・・頬に出来た傷、もうちっとで治ったのに寝ぼげでかっつぁいちゃった。
訳・・頬に出来た傷、もう少しで治ったのに寝ぼけて引っ掻いでしまった。

例文2・・ゆんべネゴと遊んでだらば、いっぱいかっつぁがれっちったよ。
訳・・・昨夜ネコと遊んでいたら、思いっきり爪で引っ掻かれてしまったよ。

また、勉強しましょう!!


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栃木の方言・・6・「おしゃんこら/ぶちかる」編

2011年05月21日 23時22分09秒 | 栃木の方言
久し振りの方言集です。(汗) 大震災がありましたので暫く控えていました・・・。

おしゃんこら・・・(正座)
 例1・おめらは、行儀わりーがらちゃんと「おしゃんこらして食べろ!

通訳・・あなたたちは、行儀が悪いからちゃんと正座して食べなさい!

 例2・あの「U字工事」の番組でも、「栃木のサッカー少年は、TVの前におしゃんこらだよ!」
通訳・・「栃木のサッカー少年は、TVの前で正座して待っててね~。

「U字工事」の二人が使っているという事は、まだまだ死語にはなっていないですね。

ぶちかる・・・座る
 例・今日は田植えが忙しんだがら、飯食ったらいつまでも「ぶちかってんじゃねーよ」
  通訳・・今日は田植えが忙しいから、ご飯食べたらいつまでも座っていないで、早く仕事始めてよ。


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栃木の方言・・5・「ごせやげる・意地やげる」編

2011年03月03日 22時58分11秒 | 栃木の方言
『ごせやげる・意地やげる』・・・どちらも腹が立つ、イライラする、の様な意味ですが、
前者は特に、「はらわたが煮えくり返る」様な悔しい思いが含まれます。

◆『ごせやげるの』用例
・会計検査院の調べでは、毎年税金の無駄遣いが数千億円もあんだって。
いつもいつも、「ごせやげんなー」。

・ナニー、大相撲で八百長だって??、毎場所金払って国技館さ行って見でいだのに(見ていたのに)
全く「ごせやげる」話だよー。


◆『意地やげる』の用例
・全世界的に、穀物相場が値上がりして、また小麦粉の価格が値上がりなんだって!
菓子には転嫁出来ねーし「意地やげっちゃうよー」。

・12月にも火事になった栃木県の河内庁舎が、また2日未明にも火事を出したんだと・・・。(実際の事)
「何をやってんだんべ、県民の貴重な税金なのに、意地やげんなー」。

こんな風に使いますね。



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栃木の方言・・4 ・「いんがみだ」

2011年02月24日 22時55分37秒 | 栃木の方言
他県でもこんな言葉を使っているところがあるのか?と思い、検索するとありました。
福島県の方のようです。あまり使わない言葉ですが、私らよりも上の方は使っていますね。

大ヒット曲・珍島物語に出てきます「カムサハムニダ」は、韓国語で感謝しますとか、
ありがとうと言う意味だそうですが、全く関係ない意味合いです。

「い(え)んがみだ」・・・「ひどい目にあった」「大変な目に逢った」 そんな時に使います。

使用例1・・・電車に乗っていたら、電気系統のトラブルで不通になって隣の駅まで歩かされて
       「いやぁー、いんがみだよ」

    2・・・・夕べは、赤ちゃんが一晩中夜泣きでひとっつも寝せでくんなかったよ!(A君が言えば)
        「そら、いんがみだったなー」(と、B君が応えました)

子供のころには、ごく普通に聴こえていたこんな方言も、私みたいに他県人と結婚すると
妻には、当然判る筈が無いので使いません。

すると、子供も聴かないで大きくなって段々と「死語」になって行きます。
方言には、共通語では言い表せない、その土地独特の表現のいい言葉があります。
「言い得て妙」ってやつですね。

あと、100年も、いや50年もしたらかなりの方言が、「死語」になって消えてしまうのでは??と思えます。


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栃木の方言・・・3 「へでなし 」編

2011年02月12日 21時19分09秒 | 栃木の方言
昨年、国会中継をラジオで聴いていましたら、突然「へでなしっ!」という言葉が聞こえました。
聴き間違い? いえ、何度も大きい声で、ハッキリと聞こえました。

これは、当時の鳩山由紀夫前首相に、福島県選出の参議院の森まさこさんが質問した一コマです。
参議院予算委員会に、3名の大臣が遅刻した件でした。
福島、茨城でも使っているようですねー。

意味は、いい加減なとかインチキとかでたらめ・・。ごじゃっぺ (あぁー、これも栃木弁でした)
用例・・・へでなし言ってんじゃねえ!→嘘言うな!
      ○○君に、へでなし言われっちったよ→○○君に、でたらめ言われたよ
     
(栃木県に関係もなく、興味もない方には、申し訳ございませんがまだ続く予定です・・・。)



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栃木の方言・・・2 「いんない、いんね 」編

2011年02月01日 23時42分38秒 | 栃木の方言
               今日の新聞に足利銀行の宣伝で、
          栃木弁版としてお笑いの「U字工事」の栃木弁が載っていた。
            

在栃木37年の愚妻も、どういう意味と訊いてきた。
そこには、「就職したっけ、いんのは給与振込口座だっぺよぉ。」の文字が・・・。

栃木に限らず、関東近県の方ならニュアンスで判るかと思いますが、
     「就職したら、必要なのは給与振込口座だよな」・・・という意味ですね。

タイトルにあります「いんない、いんね」の意味は、もうお分かりですね。
「いらない」という意味でした。

「いんない」と「いんね」を比べますと、前者は自分と同等か目上の方に対して使い、
丁寧の中にも優しさが満ち溢れていますが
後者の「いんね」は、ごく親しい人に使い栃木県人の「朴訥」さが垣間見えますね。



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栃木の方言・・・1 「だいじ」

2011年01月28日 23時48分47秒 | 栃木の方言
さあー今日から、時間がある方は「栃木弁」を勉強してみましょう(ブーイングが・・)
今日は、その第1回目です。 心構えは「だいじげ?」・・・などと使います。

「だいじ」とは、「大丈夫」という意味になります。
北海道から矢板市に転勤で来られた方が、一番びっくりしたのがこの言葉だったと新聞にありました。
生まれた時から使っている我々は、何とも思っていなかったので、それこそびっくりしました。

ちなみに、「だいじげ?」のげは、目上の方に使う尊敬語になります。
尊敬語といっても、親とか近隣のおじさん、おばさんとかの親しい方に使います。
発音は、「げ」の部分だけ極端に尻上がりに言います。↗
「だいじ・・をドレミのドにしますと・・げはファ位に。
旧清水市に行っていたとき、栃木の後輩の一人が社長に向かって
「今日俺んとこに、手紙来なかったげ?」と尋ねていました。
通常は、「・・・・来なかったですか?」なのに・・・。
傍にいた私は大笑いでした。
「・・・げ」の説明が長くなってしまいました。

「だいじ」の他の用例は、
・天気予報では、明日雨になってるが運動会は「だいじかな?」→「大丈夫かな?」
・今日は沢山勉強したから明日のテストは多分「だいじだ」→「大丈夫だ」
・ストーブに灯油を入れておいたから、暫く「だいじだ!」→「大丈夫だ!」

こんな風に使いますね。
では、またお勉強しましょう。


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