餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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近い将来・・・

2018年07月20日 22時36分25秒 | 新聞から~
約1ヶ月前の6月17日頃だったろうか・・・。
新聞の読者投稿欄に、載っていた記事に目が留まった。


確かに和菓子は地域神社の祭礼や、庶民の家庭行事、人の一生との深い関係を保ちながら
発展してきた。
年間の季節x2にも、密接に拘わりあってきた。

例えば、5月5日は端午の節句ですね。男の節句とも言われております。
昔から柏餅を食べる風習がありますが、どうしてでしょうか?

柏の木には、大きな葉っぱがあります。
秋になって枯れても、落葉しないで枯れたまま木に付いて越冬します。
やがて春が来て、新芽が出る時になって初めて葉を落とします。
やっと跡継ぎが出来た事を喜んで、柏の葉を使って餅をくるみます。
さらに言えば、中の餅は兜の形に似せて作っていたのです。
(今では、丸い餅が多数になって悲しいですが・・・・)

一家の繁栄を柏餅に託して、子々孫々までの弥栄(いやさか)を願っているのです。


そんな年中行事の日々の売り上げがかなり落ちていると言います。(業界全体的に)
当店も、全く同様の有様です。
十五夜、十三夜には、お月見の饅頭や団子が昔は忙しかったが、
今は、無くなりはしないものの惨憺たる状況になっています。

新聞の投稿にもありました様に、道路の拡張に引っ掛かればもう廃業でしょうね。
(若い方ならば転居しても、やり直しができるでしょうが・・・・)
各地のお店を回っている問屋の営業マンに聞いても、廃業が増えているとか・・・。

当店の様に、跡継ぎが居ない店も多いそうです。
また、高価な機械が故障したり、重要なものが壊れたりすると廃業のキッカケになりますネ。
この後、何年出来るのか?それにはここで買い直しても、イイのか?
色々な事を考え合わせると、店を閉める事も大きな選択肢になります。


ところで当店では・・・・・、
今のところは元気ですし、機械・設備機器の調子も良さそうですし暫くは続けられそうです。




コメント
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