日本原種と言う青熟蚕は直径一センチ長さに二センチの繭を作った
原種と言うだけ小石丸と良く似た繭
おそらく糸は細く800メートルくらいしか取れないであろう
日本の原種は
華奢で美しい
それだけに大量に糸を取ることには向かず
古代絹糸が貴重であったことが、この繭を見ていると分かる
やんごとなき人の衣類や調度品となったのであろうことも伺える
正倉院に残る絹は日本の原種の蚕から取った糸なので
細くしなやかで品がいい
しかし
それでは生産量が少ないため、ビジネスにならないし
一般の人民が着られない
遺伝子操作をして
どんどん新しいまゆを作り行くうち
現在のような現行品種と言われるいろんな国の強い蚕が交配されて
この原種の4倍くらいの繭が誕生するようになった
この繭は一個から1600メートルの糸が取れる
効率がよいので
養蚕農家は同じ手間ならば大きい蚕を育てるようになる
コレは資本主義社会では当然の成り行き
国も効率のよい大きい繭を作ることを進めるので
大きくて強い繭を作ることに拍車がかかった
その結果
より安く大量にできる他の国の繭を輸入する
そうすると
日本原種の蚕は趣味の糸となり消え行く運命になる
かろうじて小石丸は皇室で飼育され脚光を浴びているが
わがもとに来た青熟は数寄者しか育てない
他にも曙と言う蚕がいるが
この糸は今世界にある生糸の中で
染めのきもの地には一番向いていると思う とチャコちゃん先生は実感
面白い子がいて
糸を吐き散らかし
繭ではなく、ドームのような形を作った芸術蚕
糸を吐く前に身を縮めて繭を作るのがこの原種の生態
日本の女がー優しげな女に限るがー
腰をかがめて挨拶する仕種に似ていて面白い
日本がより理解できる原種でもあった
原種と言うだけ小石丸と良く似た繭
おそらく糸は細く800メートルくらいしか取れないであろう
日本の原種は
華奢で美しい
それだけに大量に糸を取ることには向かず
古代絹糸が貴重であったことが、この繭を見ていると分かる
やんごとなき人の衣類や調度品となったのであろうことも伺える
正倉院に残る絹は日本の原種の蚕から取った糸なので
細くしなやかで品がいい
しかし
それでは生産量が少ないため、ビジネスにならないし
一般の人民が着られない
遺伝子操作をして
どんどん新しいまゆを作り行くうち
現在のような現行品種と言われるいろんな国の強い蚕が交配されて
この原種の4倍くらいの繭が誕生するようになった
この繭は一個から1600メートルの糸が取れる
効率がよいので
養蚕農家は同じ手間ならば大きい蚕を育てるようになる
コレは資本主義社会では当然の成り行き
国も効率のよい大きい繭を作ることを進めるので
大きくて強い繭を作ることに拍車がかかった
その結果
より安く大量にできる他の国の繭を輸入する
そうすると
日本原種の蚕は趣味の糸となり消え行く運命になる
かろうじて小石丸は皇室で飼育され脚光を浴びているが
わがもとに来た青熟は数寄者しか育てない
他にも曙と言う蚕がいるが
この糸は今世界にある生糸の中で
染めのきもの地には一番向いていると思う とチャコちゃん先生は実感
面白い子がいて
糸を吐き散らかし
繭ではなく、ドームのような形を作った芸術蚕
糸を吐く前に身を縮めて繭を作るのがこの原種の生態
日本の女がー優しげな女に限るがー
腰をかがめて挨拶する仕種に似ていて面白い
日本がより理解できる原種でもあった