チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

雨音

2009年06月24日 10時52分32秒 | 日記
ひそやかな雨の音で目が覚めた
心が引き込まれるような雨の音
土にあたる音
屋根に落ちる音
葉っぱと遊ぶ音
金物の上を走る音

雨は一種類だが
音は無限

公園を歩く
水溜りに落ちる雨の輪
落ちた瞬間から広がり
広がりきらぬうちにまた次の新しい水輪

土の上に降る雨は土に抱擁されて吸収される
コンクリートの上では
やたら跳ね返っている

土を慈愛の有る母なる大地
とうたった先人達も
今この時代にコンクリートを叩く雨を見たら
なんというのだろう

若さというのは
跳ね返る雨脚なのかもしれないなあ
どこかに吸収されたいと願いつつ
流されていく
しかも味噌もくそも一緒に

ショパンの雨だれでも聞きましょうかね
コメント
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