チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

楽しい時代

2009年06月12日 08時54分04秒 | 日記
ポール・ポッツの声そしてその表現は
魂に響き
心が暖かくなる
今朝も彼のCDをかけたら
食っちゃあ寝、クッチャア寝の
我が蚕がいっせいに目を覚ました

それもどうり
「誰も寝てはならぬ」
プッチーニのトウーランドットのアリア
もっといえば
フイギアーの荒川静香選手の
イナヴーアですっかりおなじみになった曲だ

蚕クンたちははこちらが本家とばかり
のびのびと頭をもたげて
イナヴアーアをしている

さてこの曲を引っさげて
ポールは栄光の道を駆け上った
携帯電話のショップセールスマンだったポール
歌いたくて歌いたくて
給料のほとんどをレッスンにかけて
家庭崩壊が始まったとき
最後のチャンスに賭けた

「プリテンヅ・ゴット・タレント」
のオーデイションに登場
よれよれの背広の中身が
あまりにも輝いて一躍世界的スターとなった
其のときの歌が
「誰も寝てはならぬ」

この曲はまたも世界的なスターを誕生させた
この世に必要なものは必ず伝わる

我が声楽仲間の中にも
「20代ででも声楽の先生についていれば三浦環になった」
と師匠は語る
職業は看護師さんだがもう70近い
それでも声量といい声の響きといい凄い
まだ6年というレッスン量だが
発表会のとき
チャコちゃん先生を遥か追い越して
セミプロの座に座っている

ポールの住むイギリスのように
全国規模のオーデイションがこの国にあれば
きっと発掘される人は多いだろう

自分の好きなことに
何があってもくじけず一生懸命続けることで
大きなご褒美があること
宇宙は教えてくれている

チャコちゃん先生はき・も・の
気長に続けますわ
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