チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

下駄

2009年12月03日 16時23分25秒 | 日記
今日の様な雨は
と言うのは真直ぐで強い降り
蛇の目に雨下駄が一番似合うし
完全に保護してもらえる

利休下駄は歯が細いので万人向きではない
先日もセキドが
「カッコいい」
と飛びついたのだが
怖くて歩けないとこぼす

「貴方日本人でしょう?利休をはけなくてーー」
きもの云々は100年早いと叱咤が飛ぶ

確かに
都会の道は利休は怖いかもしれない

ヘンな電話が某テレヴィ局からきました
「小さい下駄は粋だけど、大きい下駄は裾を巻き込むから野暮?」
「どういう意味ですか?」
クイズ番組でそういう下駄の履き方を問題に出すのだと言う

足より小さい下駄を履くと粋に見える
足より大きい下駄を履くとゆったりと見える
なんで裾が巻き込まれるわけ?

チャコちゃん先生
次第に声がきつくなり
「西と東では下駄の鼻緒のすげ方だって違うんですよ」
粋だ野暮だと一概に言えませんね

軽い答えがほしい相手は恐縮してしまう
かほどにきもの周りは地方文化もあり
また階級文化もあり
複雑

六日町で購入した雪下駄がボツボツ出番
爪皮に毛皮がついていて可愛い
ヤハリ雪国の人がはく下駄だ

最近は一流ホテルも
下駄を履いて入れるようになった
雨の日は雨草履より雨下駄の方がヤハリ実用的
コメント
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