チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

インパネス

2009年12月12日 10時15分31秒 | 日記
”インパネス雷門の人力車”
昨日の句会
「絵葉書みたいでダメ」
と宗匠に一蹴された
「いいじゃん」と胸のうちで思う

今浅草雷門の前にイケメン車夫の人力車が集まり
わがつれづれイヴェントではその人力車に乗って
向島の料亭に行く

まるで樋口一葉の世界ですな

その雷門の近くに
もう何十年も贔屓にしている「文扇堂」
此処の干支の扇子は美しい
さらにはマメ屋、これもオツ

そしてインバネスを売っている
男物だけを扱った呉服屋がある

先日当方で結城紬を誂えた若き男?
早速この雷門に行きインバネスを手に入れた
詰め物のいらない腹部の収まりがよく
着物姿が決まっている
立ち姿もいい

きものと文楽デヴューを一度に果たし
インバネス姿も堂にいっている
インバネスは昔鳶(トンビ)とよんでいた
体格のりっぱな人が着るとなかなかじゃてーー

その隣に和奈ビロードのコートを着たチャコちゃん先生
何か時代が一挙に昭和初期かーー
気持ちが豊かなこの時代の遊び方を
暮れのイヴェントで実行

昭和初期といえば
”ねんねこはばあばのお召し真綿入る”
友人が孫を負ぶっている姿
これも選外ふーーーーんだ!

コメント
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