チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

一夜明ければ

2009年12月04日 09時47分40秒 | 日記
満月の夜から
いきなり雨の日が一日
そして今日は富士山も美しい快晴

一夜の雨に
叩き落された落ち葉
公園の紅葉は一気に枯れ木になった

昨日久しぶりにお会いした
組みひもの老舗龍工房の会長
暫く調子を崩していたと言うので
お会いしに行った

「80歳を過ぎるととたんだね、なにもかも衰える」
そういえば82歳になられた先輩も
「80歳が区切りね」
つれづれの仲間島立さんも
「80の声を聞くと何もかも違ってくる」
とおっしゃっていた

今日の公園の枯れ木のような心境なのだろうか
いづれ迎える80歳
先輩達の声をきちんととどめておこうと思う

しかし
枯れ木に当たる太陽の暖かさも
なかなかの見頃

でも
かの方たち80歳を超えても何かに挑戦する力を持っている
そして島立さんは
「今度仕立てる結城は紅絹の裏をつけてね」
一生に1回は紅絹をつけたきものを着たかったと言う

いつもいつも先に何かを求める生き方は
本当に美しい

この公園の枯れ木も
これから霜や雪を抱えて
また違う姿を見せてくれる

毎日が新鮮!

コメント
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