空海と話をした

秋櫻舎スカイガーデンは雑草が生い茂っている
先の新月の日にレタスの種を撒いたら有り難いことに芽が出て葉を広げたので
ぼつぼつ広いところへ植え替えしなければならない
昨日は曇っていて涼しいし植え替えしようと張り切っていたら
雨が降り始めた

「ああ」
窓辺に佇んで雨の音を聞いていた
「こう言う雨の音や草から匂い立つ匂い、こう言う感覚は良いわな肉体を持っていないと
味わえないよ」
と声がする

ある人を通じて空海が降りてきた
「雑草ばっかりで、抜きたいのだけど抜くのも何か生命を絶つような感じで」
「雑草は抜かれてもまた生命を繋ぐことが出来るから抜いても大丈夫
抜いた後に何を植えるのかしっかり分かっていれば」

「人間は駄目だろう一回命を絶つとすぐ生えるというわけにはいかん」
「自然のお迎えを待つのが一番？」
「そう、その間に肉体を持っている特権を生かした生活を送ることだわな」
「五感を発達させると言うこと？」
「そうじゃあ」

肉体を外して魂だけになると五感は全く感じなくなる
人はこんなスバラシイ宝を持っているんだということ
もっと感じないといけない
と空海さんはチョット寂しそうに仰る

「チャコ（空海さんは私のことチャコと呼んでくださる）頭を打った後まだ完全に治っていないね」
「え(゜○゜)!どうして知ってるの？」
「うんちょっとな」
「空海さんの指図?」
「3回打って3通りの注意事項理解できたかな？」
「はい」

肉体を持っている間にいろんな体験をし考えることが人間としての義務だそうだ