バレーレッスン

古希を迎えたとき
何か新しい事を始めようと思い恐ろしい事に
クラシックバレーのレッスンを始めた
古希の7月から始めたので丸7年になる

生まれて初めての経験なので足を動かすのもちんぷんかんぷんであった
周囲は鏡が張りメグされているが自分の姿を見る余裕などない
ときどき目に触れるのだが
エライおデブが居るなと思うとそれがチャコちゃん先生だ

でも何とかくっついて振りを覚え形をなぞって身体を動かしている
ずっと50キロを切りたいなと思っていたら
今49キロになっている
そういえば昔のスカートがスルするになっているところを見ると
身体が引き締まったのだろう

たっぷり汗もかくので少々の風邪はレッスンで吹っ飛んでしまう
しかし
身体は若い人のようには言われたとおりには動かない
頭で振りは分かるのだがからだの動きが鈍い
つま先でたつのも長く出来ない
色々と出来ないことが多い

数人ずつで踊るのだけど
先生の視線はほとんど他の生徒に向かっている
多分チャコちゃん先生を直しようが無いのだと思う
それでも無邪気に賢明に足を上げたり飛んだり回ったりしているので
時々オーケーの合図をしてくれるときもある
そのときは嬉しいなあ

人間の身体というのは日々衰えているのだなあと実感する
さていつまで続くかーーー