チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

蚕は生まれたときの一万倍に成長

2015年07月04日 10時38分03秒 | 日記
とにかく驚くしかない
もし人間が生まれたときの1万倍になったら
まさしくガリバーの世界だ
山より高くなる

食べるもの着るものたいそうなこと

同じ年齢でも倍の背丈が違う人もいるけど
それでも人間はまあ既製品としておさまっている

何のために1万倍にもなるのかしら
とワシワシ桑の葉を食べる蚕に聞いてみる

「糸を吐くため」といった
その糸は人間によって利用されていると
それがわかっていてワシワシ食べているらしい

ところで
人間は自分が何をするために生きているのかわからないという人が多い
チャコちゃん先生だって偉そうなことは言えない
使命や目的がわからずのほほんと生きてきたと思う

ある程度「死」が近づいたとき
あわてて自分は何をしにこの世に生を受けたのかと追及をし始める

「世のため人のため」
というけどそれが見つからない

最近思うが
たいそうなことを考えず
本当に自分自身を大切にすることが
世のため人のためになるということが分かった

自分を大事にすれば
同じように他人にも接っしられる

蚕がひたすら糸を吐く姿を見ているだけで人の心は癒される
自分の使命をただ実行しているだけなのだがーー
そこなんだよ

コメント
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