午前中お弟子さんとあってランチをともにし
別れたあと美容院に行ってシャンプー・ブロー
帰ってきて
「ちょっと疲れた一休み」
と自分のベットで横になりそのままこの世から旅立った
前日まで多くのお弟子さんの稽古を見て
次の日も予定があり
日曜日集会の座主を務めることになっていた
茶道歴86年、何と言っても8歳の時から始めている
聖書研究70年
裏千家の大宗匠と一緒にその上のお父様である宗匠に稽古をつけていただいていたそうだ
それも彼女の高弟のご挨拶で知った
すごい人だったのだなと識る
そういうことをお首にも出さず常に飄々としていた
お茶のお手前は本当に綺麗だった
流れるような仕草に目が釘付けになる
私はお茶が苦手でお薄でさえそれをいただくとよる眠りが来ない
だからなかなか姉のお手前を見る機会がなかった
愚痴と人の悪口は聞いたことが無い
ただ兄がなくなったとき
「お母さんの育て方が間違ったから貞ちゃんはきちんと自分を生きられなかった」
と母を批判した。私もそう思っていたので黙っていたが
言わずもがなの言葉を姉に言った
「姉さんもあなたの男の子に甘いよね育て方間違ってる」
「うんたしかにね」
二人は顔をみあわせ苦笑い
姉のアキレス腱だったのだ
その息子はお別れの会で喪主の挨拶の前に、棺の横に立ち大きな声で
「お母さんごめんなさい、ほんとうにごめんなさい」と深く頭をさげ
その後マイクを持ってご挨拶をした
あとで私より大きくなった甥を
「ありがとう」
と抱きしめた
姉の口元がほころんだような気がした
別れたあと美容院に行ってシャンプー・ブロー
帰ってきて
「ちょっと疲れた一休み」
と自分のベットで横になりそのままこの世から旅立った
前日まで多くのお弟子さんの稽古を見て
次の日も予定があり
日曜日集会の座主を務めることになっていた
茶道歴86年、何と言っても8歳の時から始めている
聖書研究70年
裏千家の大宗匠と一緒にその上のお父様である宗匠に稽古をつけていただいていたそうだ
それも彼女の高弟のご挨拶で知った
すごい人だったのだなと識る
そういうことをお首にも出さず常に飄々としていた
お茶のお手前は本当に綺麗だった
流れるような仕草に目が釘付けになる
私はお茶が苦手でお薄でさえそれをいただくとよる眠りが来ない
だからなかなか姉のお手前を見る機会がなかった
愚痴と人の悪口は聞いたことが無い
ただ兄がなくなったとき
「お母さんの育て方が間違ったから貞ちゃんはきちんと自分を生きられなかった」
と母を批判した。私もそう思っていたので黙っていたが
言わずもがなの言葉を姉に言った
「姉さんもあなたの男の子に甘いよね育て方間違ってる」
「うんたしかにね」
二人は顔をみあわせ苦笑い
姉のアキレス腱だったのだ
その息子はお別れの会で喪主の挨拶の前に、棺の横に立ち大きな声で
「お母さんごめんなさい、ほんとうにごめんなさい」と深く頭をさげ
その後マイクを持ってご挨拶をした
あとで私より大きくなった甥を
「ありがとう」
と抱きしめた
姉の口元がほころんだような気がした