チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

南洲翁遺訓

2022年11月01日 10時01分06秒 | 日記
昨日に続き西郷隆盛の話
南洲遺訓の中に
「租税を薄くして民を裕にするは、則ち国力を養成する也。
故に国家多端にして財用の足らざるを苦しむとも、
租税の定制を確守し、上を損して下を虐げぬもの也、
能く古今の事述を見よ。
道の明らかならざる世にして財用の不足を苦しむときは、
必ず,曲知小慧の俗吏を用い巧みに聚斂して一時の欠乏に窮するを、理財に長ぜる良臣となし、
手段をもって過酷に民を虐げるゆえ
人民は苦悩に耐え兼ね聚斂を逃さんと、自然サッキ狡猾に趣き、
上下互いに欺き、官民敵警と成り、
終に分崩離斥に至るにあらずや」

150年前の政府も今と変わらない、今の府がもっと重病だが
ここ30年間給料は上がらず、一般の庶民は苦しい生活をしている
勿論大金持ちもいる
お金がお金を生む世界に至っていて、「労働」をしている人たちの生活は苦しい。

30年前消費税が導入され一般の民の生活は苦しくなった

昨日都税事務所に赴きもろもろの税金を支払っていくうち、上に書いた南洲翁遺訓集の一説を思い出したまで

私達はというよりチャ子ちゃん先生は「出費」を抑えることを指摘されている
しかしみんなが出費を抑えれば、経済の循環は止まり、ますます冷たい日々となってくる

上下ともに信頼のおける国づくりにならぬものか
先日サウジの皇太子が新首相になったとのニュース。弱冠38歳?
彼は女性の解放をまず手掛け、女学校の開設、女たちへの職場の提供などに着手。石油王国であるけれど、エネルギーの変化の先取りをも考え、石油に頼らない新しい国づくりを発表していた。観光立国も視野にいれ、自然の尊さを呼び掛けている。まず民の豊かさが何より優先されるそうだ

西郷隆盛が目指した国づくりも同じ、先人たちの思う国づくりを改めて考えてみたい


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