税務署での話し合いが終わり建物を出た瞬間胸が込み上げてきた
自分自身が愛おしくなったのだ
「よく頑張ってるよね」
と思いを声に出したら涙がとめどなく流れてきた
税務署で嫌な思いをしたわけではない
むしろお互いにお互いの仕事を思いやり、おだやかな中で書類の説明、これから私が支払わなくてはいけない額面、何故未納になっていたかの説明も淡々と話し、係の方も心から耳を傾け聞いてくださった
消費税で苦しむことも理解していらした
しかし数字は現実、義務も現実これは動かしようがない
だから嫌な思いは全くなく、むしろ話し合いは非常に気持ちがよく笑顔でエレヴェーターまで送ってくださった
コロナ騒動で家賃が払えなくなり狭い所に引っ越し、そして会社も一人に小さくした、その時の膨大な荷物の処理、書類の整理、様々な支払いが山とあり、肝心の収入の方はぴたりとやんだ
その日を必死で生きて行くので税金のことなど頭からきれいさっぱり消えていた。銀行はしっかり追いかけてくるので、その返済は、応援してくださる方が現れとどこおりなく支払っているがー-その恩を思うとまた涙
38期と言う株式会社の年数だけど、チャ子ちゃん先生は「経営者」としては何もできていなかった、自分がやりたいことをするために稼いで使う、その為のスタッフを雇う、つまり会社経営が丸きし出来ていなかった。など今更臍を噛んでも取り返しはつかない
税務署では未来の収入予測の数字を書くようにと書類を渡されているが、白紙で出したい
「それでも比佐子さん頑張ったじゃあないの」
と思ったらまたまた泣けてきた
バスが見えた、涙をふきふき走っていたら運転手さんがじっと待っていてくれた、こんな優しさにまたまた泣けてくる
何処かで景色のいいところでお茶をして落ち着こうと思っていたが見当たらず、ご褒美だわと言いながらマリアージュのマルコポーロを購入し、事務所のベランダで静かに紅茶を味わっている
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