チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

国葬が終わって

2022年09月28日 15時31分05秒 | 日記
明治から始まった長州が支配する時代が終わったのかな?
明治維新の中心は薩長に土佐、維新が終わったら、その中枢に居残ったのも薩長と土佐、会津や仙台など幕府側についた藩は「冷や飯食い」
これから新しくなる日本は藩閥をなくし、「和をもって尊し」とする時代に入っていくと思っている

私達は明治維新から始まる明治の戦争、そして大東亜戦争のこと、きちんと勉強しなおす必要があると思う。しかも自分の足で見ていく、自分の直感で信じていく、自分の目であるがままを見る。人の話は参考にするにしても、あまりにも意見が分かれていて、理解に苦しむこともあると思う。
しかし真実はかんたんであり、子供でも解ける

明治維新が巷で言われているような官軍善ということに疑問符がわいたのは、「その地の名所旧跡」をきものの柄に染めて、染め上がったものは、その地の呉服屋さんで展示販売をしようという企画を勧めたとき

北の地方の都風俗を描いた襖絵が、南の地方の美術館に収められていて
「その襖絵の写真を貸してほしい」
申し出たところ
「貸せない」
という返事、これはもかく現場に行って話を聞こうと思って飛んだ

つまり
明治維新の時の敵方
しかしどうしてその襖絵が敵方にあるのかは説明できぬそうな
その話を北の呉服屋さんに話したら
「わかります」

イヤー分からんわ、とチャ子ちゃん先生
明治維新を官軍側からばかり見ていたので「わからん」となる
その土地の長老たちの話もじっくり聞いて、もう一度その美術館に行き、100年以上も経ち、美術品はみんなの宝、その襖絵を描いた方もそれが着物に染められれば、また嬉しさが在るのではないでしょうか?

散々口説いてその襖絵は色留め袖の柄になった
展示した初日に縁ある方が購入された
いろんな思いも、絹の優しさが溶かしてくれたようだ

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