チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

驚愕そして覚醒

2020年12月08日 10時11分33秒 | 日記

トランプ大統領という方のおかげで世界の構図が鮮明になってきた

「アメリカを守る」と言って国内の充実を図り、この4年間外に出かけての戦争は一つもない

それだけでもすごいと思っていたけど、ここにきてこの世界中に蔓延している利権の欲や、若返り大欲、人の物を奪う欲、自分さえよければという欲、勝つことだけに生きる欲、権力を手にして人々を奴隷にしてしまう欲、そういう欲をすべて消し

自分自身を愛し、家族を愛し、友人と仲良く、周囲に優しく、国を愛し、地球のすべての生きとし生けるものを大事に思う心、宇宙(神と呼んでもいい)のありがたさを尊ぶ。そういう人類になっていくことを願っている大統領選であった

それがはっきりと私たちの目に見えてきて、自分自身の在り方を考えさせられる

巷では「風の時代」が来るという言葉が大きく耳に入るようになった

物質利権の世界から、一人一人が本当の自分自身に戻り自然との共存共栄の世界に入っていく

この世界は日本人がお得意とする世界であるから。何の心配はいらない

いよいよ縄文のあの争いのない、そしてワンネスで生活をし続けた時代になり、独裁者などもいなくてみんなで作法を守り人間らしく、品格をもって生きて行ける世の中になる

 

大変革期という言葉を聞いて、怖気つく人も多いが、日本人にはなじみのある生活にもどるだけ、怖いことはない

これからは自然とともに生きる人が生きやすくなる

その中でのデジタルは必須。デジタルとアナログ両立の世の中になっていくと思う、それが文明というのだろう

 

最近「あまり食べない」という人も多くなった

大体三食など日本人の食生活にはなかった、二食、で充分。食べない方が頭がさえるし、元気になるともいう

体の調子が優れない時は一日食べないでいれば大体は治っていく。病のほとんどは過食

日本は自給自足が出来ないと脅されてたいるが、今休眠田を復活させれば十分に自給自足はできる。それを数字に出している農学博士もいる。真実が分かる時代ももうすぐそこ

やりたいことが分からないと悩んでいる人もいるが、大げさなことではなく、家族のために手作り料理をひたすら作るということでも十分に素晴らしいことだと思う。

表に出てお金を稼ぐという発想から自分も喜び人を幸せにすることの悦びを見つけ出した人が、新しい時代を豊かに暮らす人だろう

 

ここ一か月はアメリカから目を離せない

私たちの幸せのためにトランプたちは命を懸けて戦っていると知るべきだと思う

自分自身のためにも、誠実で真実を語る人の話に耳を傾けたい

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着物が繋ぐもの 393

2020年12月07日 09時33分41秒 | 日記

そのころ、今から30年以上も前になるかもしれない

鹿児島にある大島紬のメーカーが「黎明」という大島紬では画期的な絣で絵羽模様の着物を発表した

「紬は普段着」と言われていたころで、パーテイに着るなどとんでもないと巷でいわれていた

絵羽模様に織り上げた大島紬を広げてみたとき「なんか文句あるか―」みたいな波動を感じて笑ってしまった

その「黎明」をもって全国を回ろうということになり、スタッフと共に地方の小売屋さんを回り、お客様の中からモデルを選び、ウオーキングを指導して「黎明」を見ていただき、「大島紬も余所行きになるんだよ」と宣伝。プロのモデルを二人、ヘアメイク、着付けのスタッフと共に楽しい旅をつづけた

 

一通り回ってゆっくりしているとき、若手経営者の会に招かれた、会議が終わった後はパーテイだというので「黎明」を着ていくことにした

前置きが長くなったが

その時紹介された風水師が「鮑黎明」

若手経営者の建物の設計や、社長の机などの配置、または新会社の土地の様子などを指導して、黎明先生の指導受けた経営者の業績は一段と伸びているという

 

「黎明」を着て「黎明」に出会うというのも「縁」だと思い、早速弟子になった

そこで驚いたのは古墳の遺跡の壁に描かれている「延年」とか「生気」とかの文字が「風水」から出ていたことが分かり、聖徳太子の冠位十二階の五行の基本がこの風水にあることも分かった

 

そこで古代から日本にある風水の謎がだんだん解けてきた

着物の色の基本もこの五行にあり、風水の柄も着物にはよく取り入れられていた

なんと!

きものっていうのは神羅万象を身に着ける衣裳なのだと、

 

それを黎明師匠に告げると「チャ子ねーさん(彼は私のことをそう呼んでいた)和の風水というのでまとめてみたら?」

と言われ着物や日常のことを取り入れた「和の風水」という本を出版した。そうだその前に「オーラ―ソーマ風水術」という色を中心にした風水の本もイタリアの風水師の考えを入れて出版。そうよいっぱしの風水師になったんだわさ

 

この時代真摯に風水に取り組んでいこうと思い「風水塾」を開くことにした 今年は25日と29日

きものってこういう道にも連れていく

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ザ・フナイ

2020年12月05日 09時58分20秒 | 日記

船井幸雄(今はご子息の勝仁さんが主幹)さんが作った月刊誌、「ザ・フナイ」のインタビューを受けた

チャ子ちゃん先生の新刊「きもの解体新書」を手に取っていただいたインタビュアーの新谷直慧さんが興味を持ってくださったのだ

今年の6月までチャこちゃん先生は結構長い定期読者でもあった

いつかこの雑誌に原稿を書きたいなあ、「着物から教わる日本の姿」という内容で書きたいなあなんて思ったこともある

この雑誌は月刊誌で、一般には知らされない、真実の報道や考え方が満載されていて世の中の動きを知るのに役立ち、また新しい考え方を知る驚きもあった

会社を小さくして、引っ越しをするというこちらの生活の変化により、定期購読は取りやめた、それと同時に、50年もお世話になっていた「風俗史学会」も退会。その他の団体からも引いて、とにかく身一つになって「書く」こと「話す」ことに専念しようと思った

残りの人生を軽やかに過ごす、寅さんのようにカバン一つで世の中を渡れたらどんなにいいだろうと思う

そういう思いがあり、何千冊という本も引きっとっていただいたり、什器その他も引き渡し、どんどん生活を狭めて行っている。この世を去るまでに身一つにしておきたい

体の中にある体験や経験を日本のために生かしたいと「きもの解体新書」をまず手始めに書いた

それに目を止めてくださったこと本当にうれしい

 

しかもさすが新谷さんはインタビュアーのプロだけあって話の引き出し方が上手、ついつい過去のいろんな事べらべらしゃべってしまった

あまり自分のことをしゃべないタイプの私なのだが、聞き出し上手にはかなわない

それもいろいろ質問して聞くのではなく、核心をついて一言質問する。美しい、これぞプロの聴き方、芸術的だな

「このページになります」

と言われたタイトルは「一歩先をゆくインタビュー」モノクロページだがなんと20ページもある

「きもの解体新書」はそれだけの内容があったのだと素直にうれしい

 

きものから学んだことの多さ深さ。これからもこの姿勢を壊さず生きて行きたい

次回の本は「足袋と湯文字」に絞るつもり、乞うご期待

 

そうそう発売は来年の2月1日

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お辞儀が気になる

2020年12月04日 09時57分46秒 | 日記

いろんな方が気にしていらっしゃるが、日本人のお辞儀が変わった

ある舞台上で、お辞儀をして話を始めるのだが10人出て其の10人がお腹のあたりに両手の指を重ねて肘を張りお辞儀をする

「なんなの?あのお辞儀の仕方」と連れに小声で言うと

「最近テレビでもみんなああいうお辞儀している」

「おかしいよ、和服を着ている人まであんなお辞儀」

「日本人のお辞儀ではないね、この前雅子皇后も姫君たちもああいうお辞儀なさっていた」

「ああーー」

 

日本には「真,行、草」という三種類の正式なお辞儀の仕方があり、物心ついたころから、近隣の大人たちに挨拶の形として親に仕込まれた(ふんふんと生返事で聞いていたが外ではきちんとやっていた)

相手を敬う気持ちと、相手に敵意がないということを示すものだと教えられた

神様や超目上のかた、やんごとなき人々に対して、そして謝るときは90度に腰を折り手は膝、男は脇。これが真のお辞儀。行は45度、この時も手は膝でそろえる、ごく普通のお辞儀。草は会釈、通りすがりとか、親しい人への挨拶それでも手は膝

 

よく舞台では女優さんたちが腰をかがめて、右足を一歩引いてお辞儀をする。もちろん両手は膝。美しいので真似てみたりしたが、一般的ではないし和服姿でないと様にならない。大勢の中を通り過ぎるとき、人を追い越すときなどこの姿で会釈しながら通り抜けると美しいし人は心やすく道を開けてくれる

お腹に両手を置き肘を張った姿では人とはぶっつかる。こういうお辞儀がどうして一般的になっているのだろう

 

きちんと日本人としての作法を受けた年代の人たちは黙っていないで諭すべきではないかと思う

恨まれたりいやな思いを抱かせたりするのが面倒だと思っている大人たちは、結局は若い人たちの成長を妨げていることになる

自分が受けたイイ教育はしっかっり繋いでいくのが日本の国体を強くすることにもなる

 

そんな格好して、そんな考えでは、そういういい方は無礼だ、などと注意受けた若い頃がある。いまでもチャこちゃん先生は友人に言葉使いや行いで注意されることが在る。少しわかい時は言い返してたが、いまは「神の言葉」としてありがたく注意を受け入れている

 

日本をよりよくするにはほんの些細なことでも、美しいと思うことは即実行に移すことだと、異国の女のようなな人たちを見て思った

 

 

 

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着物が繋ぐもの 392

2020年12月03日 09時25分42秒 | 日記

遺伝子組み換えの物はあふれている

20世紀、21世紀は遺伝子の研究が進み、ついにクローン人間まで出没している

クローン蚕の研究に取り組んだ農学博士がいたが、現実の蚕と共に過ごしているうち自分の欲望を取り消した

 

クローンではないが

蚕はいろんな生物と組み合わされている

先日珊瑚やクラゲの遺伝子を蚕に注入し「蛍光シルク」を作り上げた繭や糸を見た

この作業はもう10年前から行われているのだが「糸を光らせてどうするん」という気持ちが強く見たくもないと思っていた。しかし現実糸を見ると「綺麗やねえ」と思ってしまう(いかんいかん)

 

珊瑚は海にいるときはクラゲと同じように軟体動物、死んでしまうと固くなる

昔の人は海岸に打ち上げられた珊瑚の美しさをみて工芸品とした

その後はわざわざ珊瑚を引き上げ命を奪いいろんなものを作った。珊瑚がいる海は美しい

 

クラゲと交配した蚕の吐く糸は蛍光緑、これも美しい

光を当てるとさらに色の美しさが際立つ

ここまで来たか人間の欲と知

 

今まさに行われているアメリカ大統領選

神おも恐れぬ「金と力と欲」を追求した勢力と「自然との共存共栄精神性を高めて自由に豊かに生きる」勢力との世界規模の争いが見られている。神を信じて自然派の先頭に立っているのがトランプ大統領だが、私たちに目覚めの機会も与えてくれている

 

そういう時蚕の意思に反するだろう蛍光シルクを見せられ、このおとなしい蚕は日本人似ているとも思ってしまった

与えられることに反発もせず相手の思うままに身を投げている

無抵抗の美学?。自分自身の本質は失わない。蚕の形が珊瑚やクラゲになるのではなく、あくまで糸が染まっているだけ

 

そして同じ日

屑繭から糸を引いた糸で作り上げた洋服やハンドバックもみた。優しくて変わっていて面白い素材になっている

葛繭というのは、蚕が繭づくりw途中でやめてしまったり、天敵につつかれたり、蚕は繭を作るとき尿は出し切ってしまうのに、繭の中でおねしょして繭を汚すとか、仲良しが一緒に繭づくりをして糸がこんがらがるなどなど、捨てるような屑であっても、新しい命に築き上げる日本人の精神と遺伝子など平気で組み替える日本人。どちらも日本人

この国は政治家は悪魔支配側についているけど、国民は神の国の住民といっていいのかな❓

 

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着物が繋ぐもの 391

2020年12月02日 09時52分06秒 | 日記

昨日長野県岡谷蚕糸博物館で開かれている「信州の型染・中島久雄展」にお邪魔した

からりと晴れた青空の下信州の山にはもう雪が冠っていて諏訪湖の水面は波一つ立たず静か

岡谷駅には中島夫妻、博物館の館長高林さんと学芸員の林さん

「うわー総出のお出迎え恐縮です」

 

4人ともなんだかやけに嬉しそうでそわそわしてる

「なに?」

「江戸時代の型紙が見つかったんですよ!」

「えっ見たいみたい」

 

1000枚くらいはある型紙を一枚一枚1時間かけてゆっくり見る

これ以上小さくは彫れないと思える小紋柄、えええと驚く横文字デザインの型紙、二枚の型紙を使う「追っかけ」という型紙、驚くほど細い筋(縞)、蝙蝠柄の面白さ、(こうもおりという鳥は漢字になると福という字が重なるので昔は縁起物、蝙蝠)とにかくすべての型紙に躍動感があり、メリハリがあって、鼻筋がきりりと通っている感じ。

江戸も慶応年間の物が多く、明治の初めの物もある

 

「どういうおうちにあったの?」

聞けば今はサラーリーマン、しかし昔はといっても明治までは型染職人の家

その方が、中島久雄さんの型染を博物館で見て、うちにあるものと同じだ!ということで整理してお持ちになったという

しかしその整理が、クリアフアイルに収まるようにと耳を切ってしまっていた

「ああーご存じないということはこういうことね、仕事続けていれば何代目になるお宅?」

「五代目までは続けていたらしい」

 

中島久雄さんは江戸小紋を染めて二代目、飯田市で仕事をそしている

この度リニアカーが飯田を通ることになって、中島さんの仕事場がリニアカーのためにとられることになっている

小紋型は7メートルの板をはり、蒸し小屋、水洗などなどすべてその仕事場で行う。仕事は一貫性のあるものなので、その仕事場で完結するのだ。それだけに広い空間が必要。さらに天日で乾かす庭もある

 

仕事場を訪ねたこともあるのでその地で仕事出来なくなる苦痛はどんなものだろうと想像に難くない

「代替え地なんておいそれとあるものではないし、もうこれを機会にやめようかと思っている」

という言葉を聞き、国はいったい何を考えているのかと心底怒りが込み上げてきていた

 

今回の博物館での展示会は中島さんの心に火が付いた

それはこの江戸時代の型紙の存在であり、またコロナにめげず博物館に訪れる人たちの感嘆の声だ

 

久しぶりにお会いした中島さんの顔が笑顔に満ち満ちていて、機敏に動き回り声も弾んでいた

駅でのみんなのあの笑顔は中島さんにスイッチが入ったからだ

 

「ライフワークとして楽しんで仕事をしますよ、本当に自分の染めたい型紙を使って」

との決意思わずうれし涙が出てしまった

耳が切られた江戸時代の型紙を使って楽しい着物を染めていくという。楽しみ

 

これからの時代リニアカーなんてもう必要ない

自然とともに生きることが人間の生活になる。嬉しさの興奮で岡谷と新宿あっという間であった

 

展示会は1月17日まで 信州の誇り

 

 

 

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