チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 396

2020年12月15日 11時12分59秒 | 日記

神の衣は人

一二三神事にそう書かれている

衣はくるむもの、くるむとはまつわるもの、まつわる相手を神と思った古代の人たちが「まつり」を考えた

衣についていつも考える

日本には八枚の布を繋ぎ合わせた着物が出来た、その意味を常に考える

着るときも、たたむときも、しまうときも

八方を収めるこの衣、神の衣として日本の先人たちは考えたのではないかと思う

 

人が清潔できちんとした衣を身にまとうならば、「神の衣が人」と言われてもいい。人自身が清らかにそして素直な心を持っていなければ、神の衣にはなれない

一般的に言われている「魂を磨く」ということはそういうことなのかと思う

自分自身が神の衣になっているかどうか、そこに日々の焦点を当てれば、おのずと暮らし方の基本が出来る

 

着物を愛するチャ子ちゃん先生はいつも、この世にこの日本の着物がどうしれ出来たかを考える

寒さをしのぐだけでない

暑さを防ぐだけでない

どうして先人たちが色や柄に心を砕いたのか

素材の一つ一つに心を込めたのか

作り上げる工程は常に自然からの教えが多い

 

そこを考えると人の衣は神、神の衣は人なのかなあーーーと得心する

 

石油繊維の衣類をぼつぼつ卒業したいね

自然素材の神の贈り物を大切に考えれば、それこそごく自然に、自分を大切にする心と、生きとし生けるものの命を大事にする心が芽生える

 

もう間もなくみんなが幸せになる日々がやってくる、その日々のために楽しさを心待ちしよう

イイ時節になった 時が過ぎて種をまいても花は咲かない

今この時節に自分の種をまくと、きっと華やかな花が咲く

それには「真実」を見る目も必要

 

 

 

 

コメント
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