神の衣は人
一二三神事にそう書かれている
衣はくるむもの、くるむとはまつわるもの、まつわる相手を神と思った古代の人たちが「まつり」を考えた
衣についていつも考える
日本には八枚の布を繋ぎ合わせた着物が出来た、その意味を常に考える
着るときも、たたむときも、しまうときも
八方を収めるこの衣、神の衣として日本の先人たちは考えたのではないかと思う
人が清潔できちんとした衣を身にまとうならば、「神の衣が人」と言われてもいい。人自身が清らかにそして素直な心を持っていなければ、神の衣にはなれない
一般的に言われている「魂を磨く」ということはそういうことなのかと思う
自分自身が神の衣になっているかどうか、そこに日々の焦点を当てれば、おのずと暮らし方の基本が出来る
着物を愛するチャ子ちゃん先生はいつも、この世にこの日本の着物がどうしれ出来たかを考える
寒さをしのぐだけでない
暑さを防ぐだけでない
どうして先人たちが色や柄に心を砕いたのか
素材の一つ一つに心を込めたのか
作り上げる工程は常に自然からの教えが多い
そこを考えると人の衣は神、神の衣は人なのかなあーーーと得心する
石油繊維の衣類をぼつぼつ卒業したいね
自然素材の神の贈り物を大切に考えれば、それこそごく自然に、自分を大切にする心と、生きとし生けるものの命を大事にする心が芽生える
もう間もなくみんなが幸せになる日々がやってくる、その日々のために楽しさを心待ちしよう
イイ時節になった 時が過ぎて種をまいても花は咲かない
今この時節に自分の種をまくと、きっと華やかな花が咲く
それには「真実」を見る目も必要