「FOUJITA」を観ました。
画家の藤田嗣治の半生を描いた作品です。
藤田嗣治は乳白色の表現が素晴らしいと云われていますが、私はその乳白色の美しさと、彼の描く猫が特に好きで、美術館にも度々足を運んでいます。
昨年久しぶりに藤田嗣治の絵を観た後にこの作品が公開されたことと、予告編で主演のオダギリジョーさんが藤田嗣治の雰囲気そのままに演じている映像を見たことで、必ず見に行こうと思ってから2ヵ月、公開終了に間に合って良かったです
全体を通して映像が美しく、観る側の想像力を掻き立てる作品です。
ストーリーの起伏がないので、藤田嗣治に興味のない方やよく知らないままに観に行った方には分かりにくいところもあるかもしれません。
私の個人的な感想としては、淡々とした描き方ではあるけれど、藤田嗣治が真剣に地道に絵画に取り組んでいたこと、パリと日本を愛して大切にしていたことが伝わってきて、温かくも少し切なくなるような気持ちになりました。
オダギリジョーさんの演技が素晴らしかったこともありますが、きっと実際の藤田嗣治もこんな雰囲気だったのでは、と思えるシーンが沢山ありました。
芸術に対する熱い想い。誰とでもすぐに打ち解けられる柔らかさの中に、誰にも揺るがされることのない強い意志を持ち続けていたであろうこと。
ラストシーンは、藤田嗣治の描いたフレスコ画。
パリでの華やかな時代、戦時中戦争画を描いていた時代、晩年パリに戻り、夫婦そろって洗礼を受けたこと。
正直分かりにくい場面も度々ありましたが、この終わり方で様々な断片がつながったような気がしました。
このフレスコ画は、フランスの古都ランスにある、フジタ礼拝堂に描かれています。
1966年、藤田嗣治が80歳の時に着手した、平和の聖母に捧げるものなのだそうです。
機会があれば、ぜひ観に行ってみたいと思いました。
映画を観たというよりは、藤田嗣治という人物を追いながら、彼の作品をこれまでとは異なる角度からじっくり鑑賞した、という印象でした。
画家の藤田嗣治の半生を描いた作品です。
藤田嗣治は乳白色の表現が素晴らしいと云われていますが、私はその乳白色の美しさと、彼の描く猫が特に好きで、美術館にも度々足を運んでいます。
昨年久しぶりに藤田嗣治の絵を観た後にこの作品が公開されたことと、予告編で主演のオダギリジョーさんが藤田嗣治の雰囲気そのままに演じている映像を見たことで、必ず見に行こうと思ってから2ヵ月、公開終了に間に合って良かったです
全体を通して映像が美しく、観る側の想像力を掻き立てる作品です。
ストーリーの起伏がないので、藤田嗣治に興味のない方やよく知らないままに観に行った方には分かりにくいところもあるかもしれません。
私の個人的な感想としては、淡々とした描き方ではあるけれど、藤田嗣治が真剣に地道に絵画に取り組んでいたこと、パリと日本を愛して大切にしていたことが伝わってきて、温かくも少し切なくなるような気持ちになりました。
オダギリジョーさんの演技が素晴らしかったこともありますが、きっと実際の藤田嗣治もこんな雰囲気だったのでは、と思えるシーンが沢山ありました。
芸術に対する熱い想い。誰とでもすぐに打ち解けられる柔らかさの中に、誰にも揺るがされることのない強い意志を持ち続けていたであろうこと。
ラストシーンは、藤田嗣治の描いたフレスコ画。
パリでの華やかな時代、戦時中戦争画を描いていた時代、晩年パリに戻り、夫婦そろって洗礼を受けたこと。
正直分かりにくい場面も度々ありましたが、この終わり方で様々な断片がつながったような気がしました。
このフレスコ画は、フランスの古都ランスにある、フジタ礼拝堂に描かれています。
1966年、藤田嗣治が80歳の時に着手した、平和の聖母に捧げるものなのだそうです。
機会があれば、ぜひ観に行ってみたいと思いました。
映画を観たというよりは、藤田嗣治という人物を追いながら、彼の作品をこれまでとは異なる角度からじっくり鑑賞した、という印象でした。