はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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医は仁術

2014-06-15 18:52:10 | 鍼灸
上野・国立科学博物館の「医は仁術」展に行ってきました!
3月に始まってから、いつか行こうと思いつつギリギリになってしまいましたが、間に合って良かったです

江戸時代の医療は東西の医学がそれぞれに発展した時期だったのだと思います。

東洋医学では、鍼灸や漢方の分野で日本独自の道具や方法が編み出されていった時期。
西洋医学では、日本初の人体解剖や解体新書の翻訳など、それまで全く知らなかった分野が入ってきて現代医学への発展が始まった時期。

当時の人々が真剣に医学を深く学び、病で苦しんでいる人の為に努力を重ねられた痕跡が、様々な資料に見られました。

鍼灸師にとって親しみのある書物・展示品も沢山あり、ついつい見入っているとかなりの時間が経っていてびっくり!

傷寒論という書物です。赤字で沢山書き込んで勉強されてますね。


脈机。脈診(手首の脈に触れて体質や病状をみること)する際に使われていたようです。


江戸時代に使われていた鍼灸道具。
今のものと比べるとかなり太いです。


舌診(舌の色や形などで体質をみること)についての資料。かわいいイラストです。


木で作られた骨格模型。日本人の器用さ、技術の細かさはすごいと思います!


とても良い刺激を受けて、私自身もさらに精進したいと思いました!
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