例年体育の日に、国民の体力状況が発表されますが、最近の健 康志向を反映してか、中高年の体力が飛躍的に向上しているとの ことです。逆に低年齢層に下降傾向が見て取れるとのことで問題 提起しております。人は三つの条件がうまく整わなければ、健康 体は確保できないようです。一つは体力・二つ目は気力・三つ目は 栄養素で、この三点がバランスよく確保されて、始めて健康な長 寿が得られるわけです。所謂不老長寿の妙薬は栄養素以外は、 どんなにお金を積んでも買うことの出来ない、個々の生活習慣で 決まり、きわめて人間は平等に出来ています。 最近はお医者さんも、投薬療法だけでなく、ウォ-キングやストレ ッチを実践し自ら手本となり、体力アップ=免疫力アップの自然治 癒力を提唱している、お医者さんが増えていることは、人間を物体 として観察する、医療行為からの脱却に、自ら疑問を感じまた世間 の厳しい目が向けられた結果と思われます。
最近ある放送番組で、ミニアンケ-トを実施していました。 設問に疑問が残るのですが、それはあなたは食事と運動どちらを 重要視しますかとの答えに、男性は50、50で女性は9割が食事 と答えていました。日ごろから食事の支度に、買出しやキッチンで の作業に男性よりも歩く量が圧倒的に多い分だけ、平均寿命が 長いことを考えたら、それでバランスが取れているのかもしれませ んが?人間は感情の動物です、自律神経のアンバランスがもたら す種々の不調を、現代はストレスを感じる機会が圧倒的に多いた めの、言い訳でなかなか的確に診断できかねている、医療行為に 昔は戦争で明け暮れ、死ぬか生きるかの極限状態を経験した、 人々が多数いたことを創造したとき、その様な中で脈々と受け継 がれた、東洋医学4千年の歴史の有る漢方や、鍼灸、太極拳やヨ -ガなどが、人間の本来備えているあらゆる機能をアップさせ、 健全な機能を回復させてくれる、優れた行為の一つと認めざるを 得ないと、取り入れ研究する医療従事者が増えているようです。