それぞれの地域で、昔から言い伝えられている、秘伝の妙薬の 一つや二つはあるようです。それらの多くが、自然の恵みを基調と したもので、解明された科学的思考で考察すると、免疫力を高め 体に優しく作用して自己治癒したと考えられます。ところが幕末か ら明治維新に掛けての近代への変遷は、日本国が戦場と化し、 戦傷者が続出したとの事です。このような状況下で力を発揮した のが、蘭学医などの西洋医学を学んだ人々で、漢方医は全く無力 た゜ったとのことです。もともと西洋医学の発展は、感染症対策と 戦病者救済が根本理念として存在し、外科手術の技量や外傷に 対する研究が最優先だったようです。その様な状況下国内では、 先進諸外国の文明の格差を埋めるべき、西洋医学の本格的導入 が明治期の初めに確立されました。今から約130年前です。その 後の医学の発展と薬学との協調が、新たな医療神話を生み出した ようです。科学的根拠に乏しい物は否定されるなどの風潮も根付 いたようです。 そんな中の一つに蜂蜜の効能が上げられる。何千年も前から、 外傷に塗ることによって傷口を完治させるものとして認知されてい たとのことです。
ビタミンCも殺菌作用や抗酸化作用が認知されています。試しに、 ビタミンCが豊富なレモンを輪切りにして 、蜂蜜に漬け込んでおき、 冷蔵庫に保管しておく。ちょっとした鼻風邪や、喉のイガイガ状態 で咳き込んだときなど、一枚まるかじりするとたちまち正常になり ます。こんな妙薬も実は蜂蜜が、科学的に実証しづらい成分と言う ことです。それは蜂の品種の特定や蜜の原料となる花の特定や、 生産規模など一定の品質を確保したりの、クリアしなければなら ない要件が、多岐にわたり科学的に実証が困難な物質と言うこと のようです。だが最近は化学合成された薬品万能の時代に懐疑 的になり、バランスのよい食材で栄養補給することが、健康体を 確保するうえで最重要性が認証されつつあるようです。食材の持 つ神秘性が見直され、各国で話題になる生鮮食品が゛世界を駆け 巡る時代。でも基本は程ほどに何事も食べ過ぎないということのよ うです。