゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

女性のからだと生きかた読本

2007-03-08 00:50:00 | 本と雑誌

産む・産まない・産めない 産む・産まない・産めない
価格:¥ 756(税込)
発売日:2007-01-19

松岡悦子編  日本のお産と女性の生き方について、女性の視点                            からとらえ直す。かって家庭で行われていたお産がなぜ、いま医                             療機関で約99%を占めるのか。大きな要因は、終戦後の占領軍                            の政策で「家庭分娩を、非科学的・非衛生的で安全性が低いとさ                           れ、アメリカのお産をモデルとした近代的な施設分娩が推進」され                            たことと、女性たちの「安全・安心の希求」。だが「医療費抑制が進                            む現在、人件費の節減や収益増加を迫られた病院が、一人一人の                           状態に合わせて時間をかけたお産を行う環境を作ることは困難」と                            指摘する。このほか、先進国では、女性が望む出産場所を優先さ                            せる政策に転換しつつあるとの報告や、帝王切開に関する世界の                            状況と論争など、興味深い内容を11の章と4本のコラムで紹介し                            ている。執筆陣は、旭川医大の松岡悦子助教授(文化人類学)が                            代表を務める「文化とりプロダクション研究会」の女性研究者14人。                           講談社現代新書。

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