幸せだった一生って・・・
人間は精神性・身体性・霊性からなるとアンドル-・ワイル博士などがいっています。身体性は医学の進歩により健常体は各種の検診時おける標準値によって確立されつつあります。精神性は人それぞれに個性的で、性格などは生まれ持った特性です。心の満足度は社会との繋がりの中でどのように構築したかで得られるものです。その上で霊性は宗教に求めたり、独自に信ずるものとの出会いによって求めたりします。その中の一つに気功やヨガ・その他の武術や簡単なストレッチ・ラジオ体操などによって何時も“気”が満ちている状態、生気溢れる身体を如何に継続しうるかが非常に重要なことのようです。
長生きにかんする社会統計の指針があります。
- 老化と精神的、社会的状態の関連(米国デュ-ク大学のバルモア博士)
- 長命と最も関係するのは仕事の満足度
- 各個人が生活に対して感じている幸福度。個々の知能とか健康状態よりも社会的な心理状態、つまり会社や地域で尊敬されているか、意義ある生活を送っているかが重要。
- 調査した医師により判定された健康状態。
- 喫煙は短命因子。特に若い年齢層では強い短命因子。一方、非常に年をとったグル-プでは、身体的健康状態が長命の一番大きな要因であった。
上記による長生きの条件
- 社会で意義ある、満足を与えられる役割を果たす
- 人生に積極的に明るく取り組み、種々のことを暗く考えないようにする
- 身体的健康を維持するようにする
- タバコをやめる
※長命にとって心の問題が一番大切である。老人に対し「大切にする」、「意義ある仕事をもたせる」、「自分のことは自分でさせる」などのさまざまな忠告がなされているが。人の心の奥はどうでしょう?他人は決して変えることはできない。自分がどう変わるかです。
ある学者の提言:私達が年をとると目が見えなくなり(老眼)、耳が遠くなり、歯も抜けるのは、老人が強い刺激に耐えられなくなるからだと。つまり若い時なら耐えられたいやな話を、年をとった時は聞きたくないのです。健康な年寄りが環境が激変すると急激にボケていく現実がある。老化を早めるのは老人が心の奥で何か「年をとりたい」と思わせるものを感じている時といえるのでは、もし本当に尊敬されたり必要とされたりしていると“感じる”時は、老人はゆっくりと老いてゆくのでは・・・・!?